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詩を考える 言葉が生まれる現場 詩の森文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 思潮社/思潮社 |
発売年月日 | 2006/06/10 |
JAN | 9784783717096 |
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詩を考える
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詩を考える
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3件のお客様レビュー
琉球大学附属図書館OPAC http://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA77489610
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詩とは何か?詩人とは何者か?詩人は何をすべきか?世界とどのように関わればよいのか?言葉とは?日本語のリズム、文字の持つ意味、形、音。言葉によって呼び起される潜在的な感覚。伝統、様式等々・・・詩人として生きるひとの思考と葛藤が綴られていて、とても興味を惹かれました。 詩を定義するこ...
詩とは何か?詩人とは何者か?詩人は何をすべきか?世界とどのように関わればよいのか?言葉とは?日本語のリズム、文字の持つ意味、形、音。言葉によって呼び起される潜在的な感覚。伝統、様式等々・・・詩人として生きるひとの思考と葛藤が綴られていて、とても興味を惹かれました。 詩を定義することはできませんが、世の中にとって必要なものだとは思います。小鳥のさえずりや、クジラが歌うのと同様に、人が生きる上で必要不可欠なものとさえ言えるかもしれません。詩という文学形態が廃れずにあって、詩を書くことを職業にしている人が、いまも少なからず実在しているのですから。 詩人という職業は、なかなか辛くたいへんなものだと想像できます。けれど読者であるわたしたちは、もっと気楽に味わうことができます。詩は日常の中に潜んでいます。いえ、むしろ、しっかりと根を張っているといった方がいいかもしれません。そんな暮らしの中に潜む詩的なものを、発見する楽しみだってあります。つくづく、呑気に詩を味わう側で良かったなぁと思わせてくれる一冊でした。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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詩とはなにか 吉本隆明 に比べて平易でありわかり易いだろう思っていたが、それは彼の詩からの先入観であった。 吉本隆明の「詩とはなにか」は彼のテーゼが占めされそれを頑強なものにするための材料が集められたという形だが、谷川はまず日本の詩の状況を示す。 こんな風に。 今、私は...
詩とはなにか 吉本隆明 に比べて平易でありわかり易いだろう思っていたが、それは彼の詩からの先入観であった。 吉本隆明の「詩とはなにか」は彼のテーゼが占めされそれを頑強なものにするための材料が集められたという形だが、谷川はまず日本の詩の状況を示す。 こんな風に。 今、私はある分量の言葉を詩たらしめているものを、ポエジーと呼ばざるを得なかった。 詩情とか、詩魂とかの言葉もあるが、どうもしっくりこない。むしろポエジーという外来語の ほうが、現代日本の詩の持つひろがりをすくいとれるように思えるのだ。そしてそこにまた、 日本語で書かれた詩作品の持つ<詩>の問題が端的に現れている。 ポエジーとくくって日本語の詩が捉えられるというのに共感できない。 それが谷川だけの思いで留めておくというならかまわないが >ここにまた、 日本語で書かれた詩作品の持つ<詩>の問題が端的に現れている。< という一般論に持ち上げての問題提起は難解というより破綻している。 詩人が論理を操ると詩的飛躍が混入してしまうのかなとあきらめて読んでいたら、 ここはすとんとおでんで一杯だ。 >こんにゃく、あげ、すじ、ふくろ、ぎんなん、きぬかつぎ・・・・そして、おでん みんな何と落ち着いた、美しい言葉だろう。長い間使いこまれて角のとれた、渋いつやのある言葉たち観念とか形而上とか、詩という言葉だって、それらの前では発音からして比べものにならない。< 「だいこんは、三日も煮なきゃ、うまくならないね。」とおでん屋の親父は云う。 ぼくらはこれから言葉を煮る者だ。もう煮えてる言葉を守り、まだ煮えていない言葉を煮つづける。 < たしかにおでんで一杯やりたいくらいだし、これが谷川だと私の先入観も納得する。 とまれ私の先入観が納得したからって何の発見にもならない。
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