商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新書館/新書館 |
発売年月日 | 2006/06/15 |
JAN | 9784403210907 |
- 書籍
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短篇集 バレンタイン
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短篇集 バレンタイン
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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
短編集。著者が幼少期をすごした六郷あたりの風景が書き込まれていて、土地に馴染みのある自分には心地よいです。どの短篇も、妻や母、そして幼い頃の著者自身といった、身のまわりの人々がかつて営んでいた(いま営んでいる)生活が、少しずれていくさまを扱っています。過去は思い出のなかで、完全な...
短編集。著者が幼少期をすごした六郷あたりの風景が書き込まれていて、土地に馴染みのある自分には心地よいです。どの短篇も、妻や母、そして幼い頃の著者自身といった、身のまわりの人々がかつて営んでいた(いま営んでいる)生活が、少しずれていくさまを扱っています。過去は思い出のなかで、完全な事実としてではなく、記憶する者の主観によって変質した形で保管されるものですが、この短篇集は、それを物語という形で展開してみた試みのように感じます。
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夜、眠る前に一章ずつ。 一度にたくさん読んではいけない。 戻れなくなるから。 現実が突然にお隣の別世界へ変わる。 恐ろしかったり、温かったり、せつなかったりする。 柴田氏の小説がこんなに不思議に満ち溢れてるなんて! ユアグローの飛行機の短編をもっとエッセイ的にした感じ。 と...
夜、眠る前に一章ずつ。 一度にたくさん読んではいけない。 戻れなくなるから。 現実が突然にお隣の別世界へ変わる。 恐ろしかったり、温かったり、せつなかったりする。 柴田氏の小説がこんなに不思議に満ち溢れてるなんて! ユアグローの飛行機の短編をもっとエッセイ的にした感じ。 とても好き。 「妻を直す」「ウェイクフィールドの微笑」が特にお気に入り。 現実でも小説でも、男性にとって奥さんというのは不思議な生き物なのだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
エッセイとも小説とも区別がつかない不思議な短編集でした。 突飛な話が多くて、でも突飛とも思えなくて。 平坦な語り口なのに、何だか胸がチリッとするような、そんな1冊です。 「期限切れ景品点数券再生センター」「書店で」がお気に入り。
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