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さとうさくら【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社/宝島社
発売年月日 2006/05/08
JAN 9784796652476

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¥1,540

商品レビュー

3.7

51件のお客様レビュー

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2021/06/06

久し振りに睡眠時間を削って読む程の小説で、読み終わるのが勿体無いと思った。 主人公に共感出来る部分もあり、リアルだった。 多分共感出来ない方が健全かもしれないが、どんどん惹き込まれた。 主人公はコミュニケーションが下手で不器用で自分から人と関わらないが、誘われたらほぼ断らないとい...

久し振りに睡眠時間を削って読む程の小説で、読み終わるのが勿体無いと思った。 主人公に共感出来る部分もあり、リアルだった。 多分共感出来ない方が健全かもしれないが、どんどん惹き込まれた。 主人公はコミュニケーションが下手で不器用で自分から人と関わらないが、誘われたらほぼ断らないというところがなんだかよかった。 人は嫌いだが人と関わりたい気持ちはある。しかし、上手くはいかない不器用さ。日常的にイライラしている。そんな主人公に対して「満たされないからこそ生きている意味がある」という言葉は刺さった。作者のメッセージだと思った。他にも響く言葉がいくつかあって、よかった。 サル男のような人がいたら確かに惚れるかもしれないと思った(笑) スイッチを押すことで消したいというのは聲の形を少し思い出した。流浪の月が好きな人は好きになりそうな小説かと思う。さとうさんの他の作品も読みたい。

Posted by ブクログ

2018/10/27

スイッチがあればという設定はありきたりにも思えるが、人間関係の描き方が本当に秀逸。 途中からグングン惹き込まれた。

Posted by ブクログ

2018/10/14

就職出来ずバイトもクビになる二十六歳の苫子の投げ遣りで自分を諦め持て余し続けている日々に酷く共感する。人生が面倒臭くて色んな人に引いて、清掃婦としてトイレをぴかぴかに磨き上げながら恋人はいなく、たまに恋愛でたがが外れながらもくたびれている。人を拒絶し切れない淡々とした不器用さと熱...

就職出来ずバイトもクビになる二十六歳の苫子の投げ遣りで自分を諦め持て余し続けている日々に酷く共感する。人生が面倒臭くて色んな人に引いて、清掃婦としてトイレをぴかぴかに磨き上げながら恋人はいなく、たまに恋愛でたがが外れながらもくたびれている。人を拒絶し切れない淡々とした不器用さと熱と後ろ向きなリアル。

Posted by ブクログ

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