いやされない傷 児童虐待と傷ついていく脳

マーチン・H.タイチャー【監修】, 友田明美【訳】

• 販売会社／発売会社: 診断と治療社/診断と治療社
• 発売年月日: 2006/06/01
• JAN: 9784787815033

商品レビュー

2012/11/02

事故や病気で傷を受けたわけではなくても、身体的・精神的ストレスがかかると脳細胞が萎縮し変化してしまう。恐ろしいことである。
暴力をふるえば相手を傷つけるのはわかりきったことだ。しかし、言葉を投げつけるだけでも脳に実際に傷を負わせてしまうことがあるのだ。
専門書だがカラー写真や図が入っていて見やすく、１００ページ足らずで割と早く読める。

2011/05/06

虐待が脳に与える影響について、貴重な研究を元にご紹介くださっている本です。

虐待によって、脳が萎縮してしまうということ、
受けた虐待の種類によって、ダメージを受ける部位が違うということ。

脳の萎縮は「悲しい虐待」であるということ。
本当に、切なくなります。けれども大切な事実です。

虐待問題とかかわる可能性のある専門職の方々には、ぜひ一度読んでいただきたい一冊です。