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海のふた 中公文庫
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海のふた 中公文庫

よしもとばなな(著者)

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海のふた 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/中央公論新社
発売年月日 2006/06/25
JAN 9784122046979

海のふた

¥990

商品レビュー

4

179件のお客様レビュー

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2010/05/28

ふるさとに帰ってかき…

ふるさとに帰ってかき氷の店をやる。ってだけで凄く魅力的な本でした。顔にやけどの痕があるはじめちゃんの美しさ。西伊豆の海との生活。女同士の友情。自然な優しい距離感。穏やかさ。。。こんな風に人と向き合えたらなぁ~と恋しくなりました。

文庫OFF

2010/01/09

ふたりが過ごした夏は、眩しくて優しくて、懐かしい。

こどもの頃の、海のそばで過ごした夏休みを思い出させる本。地元で、大好きなカキ氷のお店を始めた主人公と、身体にも心にも大きな傷を持つはじめちゃん。ふたりが過ごした夏は、眩しくて優しくて、懐かしい。

zxc

2026/05/10

この本をパラッと立ち読みしたとき、私はかき氷が好きだから、海のある故郷の街に戻ってほったて小屋でかき氷屋さん(ビールとエスプレッソもある)を始めることにした主人公にとても惹かれて購入した。 でもこれはキラキラしたお仕事ライフ小説ではない。海も山も温泉もホテルもあり、かつて観光地と...

この本をパラッと立ち読みしたとき、私はかき氷が好きだから、海のある故郷の街に戻ってほったて小屋でかき氷屋さん(ビールとエスプレッソもある)を始めることにした主人公にとても惹かれて購入した。 でもこれはキラキラしたお仕事ライフ小説ではない。海も山も温泉もホテルもあり、かつて観光地としていつも賑わっていたその街は今、寂れているのだ。 良くも悪くも変わってしまう、そういう場所はきっと多い。 人も店も自然も消えてゆくものばかりの中でマリちゃんのかき氷屋は生まれ、その夏、本当の女友達と出会う。 読んでいる間ずっと、私は行ったこともない街の夏を彼女たちと一緒に過ごしている気分だった。大きなイベントがあるわけじゃなく、かと言って退屈もしない夏だった。 熱と湿度の匂い、記憶の中で今もキラキラしている思い出に少し胸を詰まらせ、これから先の漠然とした不安、でも今日は充実していたと思える満足感。そんな一日一日を繰り返して夏は終わる。ノスタルジックなのだ。 夏が終わるとはじめちゃんは帰ってしまい、かき氷も売れゆきが悪くなったって、続けていれば無くならない。だからマリちゃんは会いに行く(肉を持って笑)約束をして、ほったて小屋ではカプチーノとカフェラテを売ることにする。最高じゃない…? 私たちが今こんなに鮮やかな光景の中にいてもそれは過去になり、いつか自分や誰かが振り返った時にまた胸が少しぎゅっとするのかもしれない。 でもモノクロ写真だって、その時を生きていた人たちの記憶はカラーで続いているのだ。褪せないってことだ。 今年の夏もかき氷をたくさん食べたい。

Posted by ブクログ

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