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のぼせもんやけん 昭和三〇年代横浜 セールスマン時代のこと。
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房/竹書房 |
発売年月日 | 2006/06/22 |
JAN | 9784812427590 |
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のぼせもんやけん
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
おもしろかったあ。テレビで著者のインタビュー番組を見て、興味が湧いて読んでみたのだが、これは当たりだった。植木等の付き人をする前、役者になろうと上京したものの、仕事を転々としていた頃のことが、車のセールスマン時代を中心に語られている。 著者は、根っからの「のぼせもん」で、なんに...
おもしろかったあ。テレビで著者のインタビュー番組を見て、興味が湧いて読んでみたのだが、これは当たりだった。植木等の付き人をする前、役者になろうと上京したものの、仕事を転々としていた頃のことが、車のセールスマン時代を中心に語られている。 著者は、根っからの「のぼせもん」で、なんにでもすぐ熱中するタチだと自ら言う。その言葉通り、どこへ行ってもモーレツに働き、愛想を振りまき、うまく行ったり失敗したり、その様子はほとんどドラマかコントのようだ。とりわけ、トップセールスマンだったという横浜トヨペット時代は、強烈なエピソードがてんこ盛り。 あとがきに、これは小説で、事実を脚色しているとあるが、おそらくほぼこの通りのことがあったのだろう。人々の暮らしが大きく変わっていく時代を全力疾走していく姿が、まるで映画を観るように鮮やかだ。 一番心に残るのは、どこでも多くの人に愛される著者のキャラクターのユニークさだ。笑っていてもどこか泣いているように見える、あの独特な表情は、芸人となる前から、周りの人を惹きつけずにはおかなかったのだろう。 テレビのインタビューでは、「師匠」植木等を語る姿が実に良かった。その語りから、師匠に対して全幅の信頼と尊敬を捧げてやまないことが、ひしひしと伝わってきた。本書には続きがあって、その付き人時代のことが書かれているそうだ。読むのが楽しみだ。
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カーセールス。 昭和の1ページの切り取り。 小松政夫。 別段、感傷気分に浸るつもりではなかったが、 昭和という時代を味わい、ある独りの人生を 見せてくれる一冊。それでいて、重たくない。 それこそが、戦後、なのかもしれない。と思った。
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