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幸いなるかな、貧しきもの、についての解説が冒頭にくるが、まずこれを物理的に貧しいものが幸いなワケはない、とくる。 え、これって霊的に貧しい者は幸いである、という意味では無かったのか?との疑問がわく。 読み進むにつれて霊的にとしたのは後から付け足されたモノに過ぎない、なぜなら意味...
幸いなるかな、貧しきもの、についての解説が冒頭にくるが、まずこれを物理的に貧しいものが幸いなワケはない、とくる。 え、これって霊的に貧しい者は幸いである、という意味では無かったのか?との疑問がわく。 読み進むにつれて霊的にとしたのは後から付け足されたモノに過ぎない、なぜなら意味がそうしなければ通らないからであって、恣意的につけたしたのだ、と。 段々と話がややこしくなる。 田川建三式解釈とも取れるし、原文ならびに聖書の成り立ちから調べた故の、とも取れる。 明日の食事にも事欠く状態の時に神がいるから大丈夫だなんて言えないだろうと氏は書かれているが、個人的にそこまで貧しかった経験は無いので賛否出来ないが、物質的には恵まれていても霊的に貧しくてツラかった経験はある。 そこで続く、神の国は霊的に貧しいモノのものである、というのは納得がいかないこともない。 霊的に貧しいが故に神を求めるのだから。 その先に神の平安があった、という経験もある。 聖書の文章を我が身の狭い範囲に寄せて矮小化して解釈するのはタブーとされている。 キチンと書かれた当時の背景、原文持つ意味についての知識をベースに解釈するのが正しい読み方ともされている。 果たして、この辺は非常に難しいところである。 そういった意味も含め、色々考える必要がある一冊かとは思う。 あくまでも他にカトリック、プロテスタントの聖職者、または聖書学者の方々が書かれた聖書についての文献と併せて読んだ方が良かろうと思う。 初学者向けとは言い難い。
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烏兎の庭 第三部 書評 6.30.09 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto03/diary/d0906.html#0630
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