マネーロンダリング

平尾武史, 村井正美【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社/講談社
• 発売年月日: 2006/09/07
• JAN: 9784062136136

商品レビュー

2022/03/11

200万円を超える海外金融機関への送金は国外送金調書が作成され、銀行から税務署に提出される。また銀行が不審と考えた送金は組織犯罪処罰法に基づき金融庁に報告される。金融庁からは警察や検察に提供される。
そこで割引債を使う。割引債とは予め利息が控除された債権であり、各金融機関が発行しており、満期償還されれば利息を受け取ることができる。特徴は無記名であることである。
これを購入し外資系金融機関が自らの名義で国内で換金して換金し、海外金融機関へ送金する。そうすると金の出どころの名義は一切出ず各規制を受けることもなく大金を国外送金できる。
これが五菱会（ごりょうかい）事件におけるヤミ金の帝王梶山進によるマネーロンダリングである。金を受け入れたのはクレディスイス銀行である。
クレディスイスの代理人として割債を換金したのは、梶山をクレディに紹介した飲食業社長である。換金手数料を受け取っていた。
梶山は他にもラスベガスのカジノに保証料2億円を梶山預けていた。これもマネロンの手法である。
梶山らの犯罪収益は裁判所が追徴を命じた。
日本でマネロンを規制する組織犯罪処罰法が制定されたのは99年である。オウム事件が影響している。

2008/11/30

読みました。そろそろ読書を減らして、英語の勉強に力を入れよう。
これは文章としては面白いものを書いたものではなくきっと事実を伝える系かな。
友達が貸してくれるっていうから間違えて借りてしまったのですｗ
本当は橘玲のマネーロンダリングが読みたかったのですが
友達が持っているといったので早合点して借りてしまいましたｗ

まぁでも、中身としては結構面白かったのかな。
お金は巨万になると扱いに困るって事ですね。
債権(Bond)については詳しくないけどBond Marketってかなり巨大なんですね。