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松江豊寿と会津武士道 板東俘虜収容所物語 ベスト新書
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松江豊寿と会津武士道 板東俘虜収容所物語 ベスト新書

星亮一【著】

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松江豊寿と会津武士道 板東俘虜収容所物語 ベスト新書

825

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ベストセラーズ/ベストセラーズ
発売年月日 2006/05/22
JAN 9784584121115

松江豊寿と会津武士道

¥825

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2019/04/24

 今から約100年前、第一次大戦に参戦した日本は欧州が泥沼の戦いをしていたときを好機とみて、中国の青島にあったドイツの要塞を攻撃した。戦力を欧州に投入せざるを得ず、手薄になっていた青島のドイツ軍は降伏。多くの捕虜が日本に送られることとなった。日本各地にあった俘虜収容所のうち、徳島...

 今から約100年前、第一次大戦に参戦した日本は欧州が泥沼の戦いをしていたときを好機とみて、中国の青島にあったドイツの要塞を攻撃した。戦力を欧州に投入せざるを得ず、手薄になっていた青島のドイツ軍は降伏。多くの捕虜が日本に送られることとなった。日本各地にあった俘虜収容所のうち、徳島にあったのが板東俘虜収容所だ。   自分は観てないが十数年前に「バルトの楽園」という映画の舞台となった場所。アジアで初めて第九が演奏された場所であり、それも戦争捕虜が結成したオーケストラによる演奏とあって、戦争中の美談として知られている。演劇の上映や、スポーツの試合なども頻繁に開催されて、他の地域の、どの収容所よりも寛大な待遇を捕虜たちは与えられていた。時には収容所を出て、近隣の住民との交流もはかられ、たまたま敗者とはなったものの、日本よりはるかに進んでいたドイツの技術や文化を地元民に伝えた。  この収容所の所長が、松江豊寿、会津出身の武人だった。明治新政府軍による理不尽な仕打ちと、敗者の痛みを知る彼だからこそできた人道的配慮だった。  本の内容はさておき、なぜいまこの収容所が再び取り上げられていたか、アジア初の第九が演奏されてから去年がちょうど100年という節目だったからだ。地元徳島ではここであった日独の心温まる交流の歴史を風化させてはいけないと、新聞社で集中的に特集記事を組んだようである。そして徳島県、鳴門市、ドイツにある2都市が協力して、ユネスコ世界記憶遺産への登録を目指しているようだ。

Posted by ブクログ

2010/05/29

[ 内容 ] 第一次世界大戦で、日本とドイツの両軍は中国の青島で激突、ドイツ軍が降伏して日本に多数のドイツ兵俘虜が送られることになる。 会津出身の板東俘虜収容所所長・松江豊寿大佐は、陸軍上層部からの批判にもめげずに俘虜たちを人道的に扱い、彼らは自由に様々な活動を許された。 その活...

[ 内容 ] 第一次世界大戦で、日本とドイツの両軍は中国の青島で激突、ドイツ軍が降伏して日本に多数のドイツ兵俘虜が送られることになる。 会津出身の板東俘虜収容所所長・松江豊寿大佐は、陸軍上層部からの批判にもめげずに俘虜たちを人道的に扱い、彼らは自由に様々な活動を許された。 その活動は、ベートーベンの『第九交響曲』の演奏に始まり、演劇発表会やサッカーなどのスポーツ、さらに近隣の人々にパンやチーズの作り方を教えたりと、地元民との交流を重ねた。 「世界のどこに、マツエ大佐のようなラーゲル・コマンダー(俘虜収容所所長)がいたでしょうか」と、後にドイツ人俘虜たちに言わしめた会津の男・松江大佐とドイツ人俘虜たちの感動の物語。 [ 目次 ] 第1章 鳴門市ドイツ館 第2章 第一次世界大戦 第3章 板東俘虜収容所 第4章 人々とのふれあい 第5章 会津藩の人 第6章 ヴェルサイユ条約 第7章 第二次世界大戦 第8章 戦後の交流 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2009/11/20

「はじめに」を読んで泣きそうになった本なんて初めて…。。 松江豊寿、会津武士の行いに心うたれた。 そして、東郷平八郎や乃木希典も品格のある軍人だったと気づくことができた。 軍人=マイナスなイメージだったけど、ちょっと見方がかわったかな。 あーそれにしても、松江と対極的な俘虜収容所...

「はじめに」を読んで泣きそうになった本なんて初めて…。。 松江豊寿、会津武士の行いに心うたれた。 そして、東郷平八郎や乃木希典も品格のある軍人だったと気づくことができた。 軍人=マイナスなイメージだったけど、ちょっと見方がかわったかな。 あーそれにしても、松江と対極的な俘虜収容所の所長として真崎が挙げられていて、ますます基礎実習やる気うせたー(笑) 私は会津武士道をもった人間のことを知りたい!

Posted by ブクログ

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