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不安型ナショナリズムの時代 日韓中のネット世代が憎みあう本当の理由 新書y
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 洋泉社/洋泉社 |
発売年月日 | 2006/04/21 |
JAN | 9784862480194 |
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不安型ナショナリズムの時代
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不安型ナショナリズムの時代
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
日本・韓国・中国のナショナリズムを社会の流動性の観点から論じている。日本では韓国のナショナリズムは「反日感情」と括られて報道されているが、実際は韓国国内には民族主義と韓国ナショナリズムの2つの潮流があり、もともとは韓国ナショナリズムに対する民族主義からの批判という形で出てきたもの...
日本・韓国・中国のナショナリズムを社会の流動性の観点から論じている。日本では韓国のナショナリズムは「反日感情」と括られて報道されているが、実際は韓国国内には民族主義と韓国ナショナリズムの2つの潮流があり、もともとは韓国ナショナリズムに対する民族主義からの批判という形で出てきたもので、それを外からは日本へ向けられたものとして認識されてしまうことなど、それぞれの国の社会・政治・経済・歴史的な文脈を見ていくことの重要性を痛感する。
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読みにくい。もっとすっきり書けるのかもしれないと思った。 論点としては、社会の流動化がもたらした不安によるナショナリズムの登場というところだろうか。特に若年層における。
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日本、中国、韓国のネット上に見られるナショナリズムの背景にある事象を分析した本。 日本の過激な排外的ナショナリズムを帯びた一部ネットユーザーの背景にあるのは、過剰なアジアへの贖罪意識を持った進歩的文化人(朝日新聞、岩波書店系知識人)や高度経済成長の分け前を与った層(団塊世代)に対する強烈な敵対意識。保守系雑誌メディアの言説が漠然と粗雑化して受け入れられたという主張がなされる このような憎悪が渦を巻くようになったのは、雇用などの分野で社会が流動化したことや、ナショナリズムが趣味化していったことに原因が求められる。 ネット世代の若者の「何をしたらいいかわからない」という目標の喪失感の間に、高度消費社会化(経済活動における人並み志向から差異化志向へのシフト)、保守派の高度経済成長期の賛美、革新派の文化性善説が入り込んだことで不安感の捌け口を海外に求めるようになった。 日本の事例と同じような現象は中国や韓国でも見られる。中国で「憤青」、韓国で「ネチズン」と呼ばれる人々が現れるのはその典型例だろう。 三カ国間で「政冷経熱」という言葉が話題になることがあるが、互いに「政治的主張は気に入らないが、経済的には協力せざるを得ない」という思惑があるようで、経熱が政冷を引き起こすという側面があるというのも眼から鱗だった。 それなりに参考になる本だったと思う。左右対立がすでに不毛であるというのにも納得。なぜ20年前に集結したはずの冷戦時代の対立構図が残っているんだよ、と。
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