商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/05/30 |
JAN | 9784104256037 |
- 書籍
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余命
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余命
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商品レビュー
3.6
33件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
余命 谷村志穂 末期癌の患者+妊婦 すごく考えさせられる話だった 意思であるがゆえに癌の進行の状況と状態の深刻さがわかると言うことはより辛くなると思う。 最後には子育てとがん治療の両立を果たして自分のからだが元気である状態で一生懸命生きれたことが良かったなと思った。 自分よりも夫や子供のことを考えてしまうのは本当のお母さんであって、そんな中にある不安ややりきれない思いを夫に与えてしまうのは女性であるからだと思う。 医師であり患者であるから癌に対して両方の視点を持つことができるのだと思う。 終末期の視点が少ないのは、多分モルヒネなどでの治療で正常な意識を持てなくなっていることを表しているのだと思う。 再発を通した心の揺れがすごく分かりやすかった。 乳癌の転移率の高さ、胸を無くすことによる心の悲しみなどもよく解った。 医師ではない自分は看護師として患者の気持ちに敏感であり、その人その人で集中して治療すべきだと思った。 大学病院が研究のようだと言う記述に納得するところがあり、このようなままでの治療は良いものでは無いと思った。 治療をお金のためにするべきではなく、患者やその家族のために治らないにしてもその人が在りたい姿を支援する視点が今後必要になってくるのではないかと思った。
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読了日2010/05 松雪泰子さん主演の映画の原作。 やっぱり、谷村志穂さんの本は好き。静かな本です。 乳がんの再発を隠しながら子どもを出産する、出産までの心の揺れ、葛藤、夫婦のすれちがい、誰にも相談できない苦しさ。とても激しい、切ない物語だけど、大号泣するような感動ではなく、...
読了日2010/05 松雪泰子さん主演の映画の原作。 やっぱり、谷村志穂さんの本は好き。静かな本です。 乳がんの再発を隠しながら子どもを出産する、出産までの心の揺れ、葛藤、夫婦のすれちがい、誰にも相談できない苦しさ。とても激しい、切ない物語だけど、大号泣するような感動ではなく、静かに心にしみ入るような物語です。 乳がん検診を一度もしたことがないので、しなきゃ!!
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読み始めた段階でおおよそのストーリーは想像できた。 ただ、思っていたよりも淡々と話は進んで行った。 主人公が医師だから成せたことも多く、一般人ではこうはいかないだろうなぁ。 ストーリー的には病気と出産を並行させる事に主軸があり、末期のことは箇条書き程度なのが残念。 そこも医師とし...
読み始めた段階でおおよそのストーリーは想像できた。 ただ、思っていたよりも淡々と話は進んで行った。 主人公が医師だから成せたことも多く、一般人ではこうはいかないだろうなぁ。 ストーリー的には病気と出産を並行させる事に主軸があり、末期のことは箇条書き程度なのが残念。 そこも医師としての目で感じたものを知りたかったし、夫や物心のついて来た子供の様子も知りたかった。 サラッと読み進められる一冊だった。
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