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青い目のサラリーマン、ザイバツを行く
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青い目のサラリーマン、ザイバツを行く

ムルターニアル【著】, 矢倉美登里【訳】

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青い目のサラリーマン、ザイバツを行く

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ランダムハウス講談社/ランダムハウス講談社
発売年月日 2006/05/24
JAN 9784270001240

青い目のサラリーマン、ザイバツを行く

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2009/10/12

アメリカ人でも、イギリス人でもない、青い目の外国人が、もっとも日本的な会社の一つである三菱で14年間勤めあげ、 疑問に思ったこと、苦労したことなどを、わかりやすく・ユーモラスに綴った一冊。 若い頃に世界中を旅してまわっていた彼でなくとも、日本文化の外からきた人々から見れば、 日本...

アメリカ人でも、イギリス人でもない、青い目の外国人が、もっとも日本的な会社の一つである三菱で14年間勤めあげ、 疑問に思ったこと、苦労したことなどを、わかりやすく・ユーモラスに綴った一冊。 若い頃に世界中を旅してまわっていた彼でなくとも、日本文化の外からきた人々から見れば、 日本の会社という組織は画一的で強制的であり軍隊のようでも刑務所のようでもあるという指摘は、よくされているので珍しくはない。 けれども日常的なレベルに掘り下げて、日本人なら誰も開かないであろう「新入社員の手引き」を熟読して、感じた不自然さを率直に語っている所など、 著者の真面目さと会社のバカらしさが笑えると同時に、文化の内部にいては気づけない日本の特徴を可視化して突きつけられたような気にもなる。 会社(しかも財閥解体以前から存在していた三菱のような歴史ある大企業)は、日本の習慣がしみついており、日本文化を語る上で、有用なリソースなのだろう。 この本は、『菊と刀』の現代版なのだ。 ルース・ベネディクトは戦時中ということもありフィールワークすら叶わなかったから、それ以上と言ってもいいかもしれない。 そして重要なことは、著者がいわゆる日本の習慣を理解しようと努力し、上司や同僚に声をかけられる度、 「どうすれば場の雰囲気を壊さず、事態をうまく運べるか」と、いかにも日本的に考え、周囲に馴染んできた点である。 確かに彼は、軍隊のようでも刑務所のようでもある日本の会社で、外国人として扱われ、嫌になったこともあったが、 社員の仕事に対する真面目さや年功序列など日本の長所もきちんと評価している。 著者は、会社はじめ日本の自国や西洋との違いを指摘し時に批判しつつも、日本を気に入っている。 何より、いまだ彼が三菱をやめた後も家族と幸せに暮らしているのが、その証左であろう。 ね、ニールさん? 彼は私の大切な山登り仲間である。

Posted by ブクログ

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