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死んだらどうなるの? ちくまプリマー新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2005/01/25 |
JAN | 9784480687036 |
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死んだらどうなるの?
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
読み流してしまえるが…
読み流してしまえるが、ここから何かを得心するのは難しい。そこが禅らしいともいえます。
文庫OFF
融通無碍。 100分de名著の「荘子」の回も面白かったし、これも面白かった。 なるほど、「死」を考えることは、あらゆる学問に回路が開くということなんだなー。内田樹先生の本の雰囲気に似てる。 きっと唐に派遣された学僧って、玄侑さんのような方だったんだろうな。
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著者の玄侑宗久氏は、2001年に『中陰の花』で芥川賞を受賞し、その後も多数の作品を著す、福島県の福聚寺の住職である。 著者は本書で、「死んだらどうなるのか?」について、1.死とはなにか?、2.あの世とはどういうところか?、3.魂はあるのか?、という大きく3つのテーマに分けて、仏教...
著者の玄侑宗久氏は、2001年に『中陰の花』で芥川賞を受賞し、その後も多数の作品を著す、福島県の福聚寺の住職である。 著者は本書で、「死んだらどうなるのか?」について、1.死とはなにか?、2.あの世とはどういうところか?、3.魂はあるのか?、という大きく3つのテーマに分けて、仏教、アブラハムの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)、日本の古来の思想などの視点に加えて、最新の科学的な知見、臨死体験の話なども含めて、様々な考え方を縦横に紹介している。 そのため、我々読者も「死んだらどうなるのか?」について自然に思いを巡らせることになるが、結論としては、予想された通り、「もとよりこの本のテーマは、論理的には解けない問題だったのだと思ってお許しいただきたい」と、明確な答えが示されることはない。 その上で、著者が最終的に提示するのは、「むろん死後はまったく無だと考えることも、それはあなたの自由だ。しかし断っておくが、そう考える人生上の利点は、あまりないだろうと思う。勝手なことを言うようだが、人生は断絶しつつも連続していると思えるからこそ生き甲斐も感じ、成長もするのだろう。死のあともその続きがあるとしたらなおさらではないだろうか」、「わからないことを思い詰めて悩んでも仕方ない。すべてが夢かもしれないと肩の力を抜きつつ、しかしすべてが現実として精一杯生きなければならない」ということなのである。 「死んだらどうなるのか?」の結論は得られないが、「死んだらどうなるのか?」を十分に考えさせてくれる、(ちくまプリマー新書ではあるが)大人にとっても読む価値の大きい一冊である。 (2005年9月了)
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