商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社/光文社 |
発売年月日 | 2006/09/15 |
JAN | 9784334784294 |
- 書籍
- 文庫
有閑マドモワゼル
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
有閑マドモワゼル
¥754
在庫なし
商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
文筆家・長谷部千彩の原点となるエッセイ集。美しい女が過ごす、バブル崩壊後の東京の空気が吹き抜ける一冊。 何故この本が #本の力を感じた一冊 かと言うと、彼女がもがきながら好きな事を書いているのが伝わるから。 文体は稚拙。 だからこそ本音が透ける。 いくら繕ってもまっすぐな感情が...
文筆家・長谷部千彩の原点となるエッセイ集。美しい女が過ごす、バブル崩壊後の東京の空気が吹き抜ける一冊。 何故この本が #本の力を感じた一冊 かと言うと、彼女がもがきながら好きな事を書いているのが伝わるから。 文体は稚拙。 だからこそ本音が透ける。 いくら繕ってもまっすぐな感情が伝わる。 ここまで素直な気持ちが伝わって良いのかとすら思う。 ただの紙の束を通して誰かのまっすぐな気持ちを受け取れる事は滅多にない。ここに私は本の力を感じる。 また、彼女の嗜好は読者に影響を強く与える。私もこの本を読み、香水とストッキングの手持ちが増えた。同じ経験をした読者も多いだろう。 完璧な文章を読みたい人には薦めない。 若い文章を許容出来る人には一読してほしい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「花を愛する者ならば、花が枯れていく様も見ていたいと思うだろう。 画家の男を愛したら、その才能が枯れていく様も見ていたいと願うだろう。 男が野球選手なら、その肉体が衰えていく様も見ていたい、そう思うのではないか。」 P.191
Posted by
負け犬の遠吠えを読んだ後に、読んで、大好きになった。よかった…解毒された気分。ゲームにはしたたかに勝たなきゃなって欲張りになれる一冊。女を磨くなんて陳腐だけど、自分の欲望にもっと素直に耳を傾けて、楽しく生きようって思った。
Posted by