商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 童話館出版/童話館出版 |
発売年月日 | 2006/09/10 |
JAN | 9784887500853 |
- 書籍
- 児童書
おこった月
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おこった月
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
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久しぶりに子どもに絵本を購入(バザーですけど(笑))。とっても素敵な絵本でした。 舞台は昔の北アメリカ。先住民の少年と少女が遊んでいて、少女が月に悪口を言うと、さらわれてしまう。勇気ある少年は星に向かって矢を射て、魔法のはしごを空にかけ、少女を救いに行く。 空の国では不思議なおばあさんと子どもが手助けしてくれて、少年は無事に少女を救い出すことができる。 とても面白く、興味深いと思ったのが、おばあさんから授けられたアイテムを後ろになげると、山が出てきたり川が出てきたりする場面。これって、日本の昔話の「三枚のお札」とほぼ同じ。遠く離れた日本と、北メリカの先住民に伝わる物語に共通点があるなんて面白いな。他にも世界中に、なぜか共通する物語ってあるんだろうな。 絵もストーリーもとても素敵で、買ってよかった一冊です。子どもも気に入ってくれました。
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あおい玉あかい玉しろい玉や、三枚のお札とかと同じようなお話。しかしながら、女の子が月の悪口を言ったがために月を怒らせてしまい懲らしめられたり、空の国へ男の子が救いに出向き、、と。人の悪口(特に容姿)は言うもんではないよね!
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美しい絵本。象徴的かつ示唆的なストーリーが挿絵により説得力を持つことで、その突拍子のなさは隠され、神話的とすら言える雰囲気を醸し出す。ここでの月とは夜、恐怖、不安の象徴だ。「あばだ面」と言った女の子を天界に連れ去り、火あぶりにしている。いくら何でも、これはやりすぎではないかと思うが、下手に脈絡のない行為ではないために、逆説的に恐怖を増幅させる。きっと、これを読んだ子供は自分の純粋な感想を火あぶりにまでされることを想像し、とても恐ろしい気分に三日三晩苛まれることだろう。挿絵のサイケデリックな色使いも相まって、仮に大人であっても、この絵本はあなたに不思議な読後感をもたらすだろう(あるいは、もたらしたはずだ)。
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