20世紀は人間を幸福にしたか

柳田邦男(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社/講談社
• 発売年月日: 1998/01/16
• JAN: 9784062081597

商品レビュー

2024/08/05

20世紀は「戦争と科学の世紀」であった。戦争が科学の研究を促進し、科学の研究成果が戦争に応用された。1905年にアインシュタインが相対性理論を発見し、それをもとにした原爆が1945年に投下された。弾道計算のためにコンピューターが開発され、そのコンピューターがなければ原爆は完成しなかった。
本書はノンフィクションライターの柳田邦夫が各界の識者と行った対談が収められている。「20世紀とは何であったか」とうテーマで心理学者や歴史学者、経済学者、作家、科学者などと真正面から対談ができる柳田氏の博識がよく分かる。
対談の相手は、
①河合隼雄：心理学者（臨床心理士）
②星野一正
③中村雄二郎
④高坂正堯：歴史学者
⑤樺山紘一：歴史学者（中世ヨーロッパ）
⑥伊東光晴：経済学者
⑦加賀乙彦：作家、精神科医
⑧村上陽一郎：哲学者（科学史、科学哲学）

2013/02/16

（「BOOK」データベースより）
子どもの危機は何を訴えているのか。ものの豊かさはなぜ心を蝕むのか。科学技術の時代になぜ「たましい」か。衰退はなぜ繁栄から始まるのか。日本はいったいどうなるのか。8人の知識人による素描(エスキス)。

2010/06/13

　常に時代が問われてきた言葉「その時代は人間を幸福にしたか」

いわゆる知識人という方々への問いかけだ