商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 1999/03/30 |
JAN | 9784163184005 |
- 書籍
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黄金色の祈り
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黄金色の祈り
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
楽器盗難事件や殺人事件が発生しますが、事件よりも主人公の自意識の変化に焦点を置いているので、ミステリー的には消化不良です。 しかし、心理描写は物凄く克明に描かれており、非常に強い力で引き込まれました。巻末に「これはフィクションです」と但し書きされていますが、全体を通してみると作者...
楽器盗難事件や殺人事件が発生しますが、事件よりも主人公の自意識の変化に焦点を置いているので、ミステリー的には消化不良です。 しかし、心理描写は物凄く克明に描かれており、非常に強い力で引き込まれました。巻末に「これはフィクションです」と但し書きされていますが、全体を通してみると作者の自叙伝のように思えます。西澤保彦版「人間失格」みたいです。個人的には好きな作品です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2000年度本格ミステリベスト7位。あんまりミステリ感がなく、青春ものって感じ。この主役の僕が非常に鼻持ちならない奴で、みんなから信用されていないことにも気づかない、痛い奴なのだ。そんな人が主役なので、感情移入できないというか、まぁ若かりし頃はみんなこんなものかな、とも思ったり。しかし、いくらなんでも現実を見てなさすぎではないか。自分がやったことを一切忘れたような感じで進んでいくのも気に入らない。他人に責任転嫁していたから、自分がやったことが無意識下にあった、というていなのか。最後の終わり方も意味が分からない。結局教子さんはどうしたかったの?長かったのに、イマイチだったなー。
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