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“私"の愛国心 ちくま新書

香山リカ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2004/08/10
JAN 9784480061850

“私"の愛国心

¥770

商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

 バブル崩壊後、「成…

 バブル崩壊後、「成果主義」や「市場原理主義」が浸透したことにより、勝ち組・負け組みの階層化が進み、社会の安定感が失われつつある。そういった今、過熱化する「ナショナリズム」を解きほぐし「愛国心」について考察する。

文庫OFF

2024/05/23

香山リカさん(1960~)の著作、ブクログ登録は3冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 この数年、“ナショナリズム”をめぐる議論がかまびすしい。冷戦に代わる国際秩序が定まっていない上に、極東アジアでは「北朝鮮」という冷戦の産物が大きな比重を占めているからである...

香山リカさん(1960~)の著作、ブクログ登録は3冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 この数年、“ナショナリズム”をめぐる議論がかまびすしい。冷戦に代わる国際秩序が定まっていない上に、極東アジアでは「北朝鮮」という冷戦の産物が大きな比重を占めているからである。しかも、バブルの崩壊とグローバリゼーションに伴う「成果主義」や「市場原理主義」の浸潤によって、セーフティ・ネットが整備されないまま勝ち組・負け組への階層化が進み、社会の安定感は急速に失われつつある。国内と国外の要因が複雑に絡み合いながら過熱化する一方の言説を丁寧に解きほぐし、「愛国心」の行方について考える。 ---引用終了 本書を読んだのは、2008年になります。 今から16年前になりますか、早いものです。 本書刊行の前年(2003年)は、イラク戦争に自衛隊を派遣するか否かで揺れていた時期で、国のあり方が問われていました。 本書の刊行も、その流れの中にあったと記憶します。

Posted by ブクログ

2017/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かまびすしい リアリスト やぼったい価値観  非常に狭量で刹那的な損得主義 自分に身近な問題への関心に基づく実用主義 萌芽 芽生え ネオリアリズム化による関心の自己への限定と過剰なまでの外への志向。 生きづらさに社会化・相対化は無意味  →かなり同感 抑圧的寛容 優位だと優しいが、敵対すると攻撃的になり ボーダーライン二極化された判断から、アクティングアウト(無関係な破滅的行動)  左右二分型スプリット 問題への直面を避けるため、暴力と泣き、謝罪をする  テロには屈しないという気分を公明正大にし、秘書官や政務官が若者の問題行動にすり替えた。それは人質事件はテロか、イラクの民意は?という問題をスキップした。 戻る場所がないのに戻りたい 最大公約数的考え ボーダーラインへはリミットを設定し貫く。   自己正当化は自己欺瞞であり、安定のためにそれが悪事でも繰り返す ケーガン 標準を下げて 他罰的 イラクから手をひけ。 パブリックジャーナル 

Posted by ブクログ

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