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図説 BRICs経済 台頭するブラジル、ロシア、インド、中国のすべて
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞社/日本経済新聞社 |
発売年月日 | 2005/07/19 |
JAN | 9784532351601 |
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図説 BRICs経済
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図説 BRICs経済
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○ 近年、中国を核としてBRICs各国の貿易関係が強まっている。 2004年には、ブラジルの対中輸出が前年比20%増の54億ドル、ロシアが24%増の120億ドル、インドが80%増の77億ドルとなった。 また中国の輸入全体に占めるBRICsのシェアも急上昇しており、10年前は6...
○ 近年、中国を核としてBRICs各国の貿易関係が強まっている。 2004年には、ブラジルの対中輸出が前年比20%増の54億ドル、ロシアが24%増の120億ドル、インドが80%増の77億ドルとなった。 また中国の輸入全体に占めるBRICsのシェアも急上昇しており、10年前は6%だったものが、04年には24%になっている。 ブラジルやロシアから有力な資源供給をしてもらっている。 ブラジルからは鉄鉱石や大豆、ロシアからは原油や天然ガス、武器の輸入。インドは順輸入国なので、石炭や鉄鉱石などの余剰分は中国に輸出している。 財の貿易統計にはでないが、インドのソフトウエア輸出が拡大している。 また今後も中国はBRICs諸国との貿易関係を強化する姿勢をとっており、将来はBRICs内で完結する巨大経済圏が形成される可能性もある。 ○ 日本とブラジルの貿易関係を見ると、2004年は日本からの輸出額が前年比17%増の2590億円、ブラジルからの輸入額が同18%増の3948億円である。 しかしながら、日本の貿易全体に占めるブラジルの割合は低下傾向をたどっており、81年の1%から04年には0.6%にまで落ち込んでいる。 その理由として、 1、 地理的条件が不利 2、 中南米債務危機が発生した 3、 日本が長期不況に陥った が挙げられる。 一方、ブラジルの対中貿易は伸びていて、02年には対中が対日を追い越した。 ○ 06年は原油価格が1バレル=58ドルと前年とほぼ同水準にとどまるため、ロシアの原油価格上昇による景気押し上げ効果は弱まる。 また、人口減少などが成長の制約となり、実質成長率は6%に減速する。現状でロシアの個人消費は拡大傾向は鮮明だが、先行きについては不安がある。 不安材料 1、 実質賃金の伸びの鈍化(インフレが伸びているのに、賃金はそんなに伸びていない) 2、 富裕層と貧困層の間に大きな所得格差 1の場合は、今は金融機関から借りたり、貯蓄を取り崩したりしているから個人消費の伸びは維持されているけれど、いずれは個人消費にもマイナスの影響が出てくる。 2の場合は、中産階級に単価の高い財がいきわたると、マクロ商品の押し上げ効果は弱まる。 ○ インドは高成長を続けているけど、阻害する要因もある。 要因4つ。 1、 政治の問題 2、財政収支の問題 3、地政学的リスク 4、天候リスク 1は、外資の導入に対して共産党の反発があるため、外資導入をテコとした高成長が難しくなる可能性がある。 2は、インドは税が低いので、景気が上向いても税収増につながらない。一方、インフラ整備や所得格差是正のために歳出は増加するため、財政収支が悪化する。 3は、インドでは長年、カシミール地方をめぐって、パキスタンとの領有権争いが続いている。軍事的緊張が高まれば、外資の流入が途絶える。 4は、インドは工業化が遅れているため、農業部門のウェートが高い。GDPに占める割合も、22.4%(例えば中国は14.6%)に及ぶ。 モンスーン時の降水量に大きく依存するので、天候不順になると、農業部門の所得の低下につながり、結果、経済成長率は低下する。 ○ 2004年の春から中国当局は過剰投資が目立つ、鉄鋼、アルミ、セメント、自動車、不動産といった業種に的を絞り、投資抑制策を講じた。 不動産以外は効果がでて、伸びが減速した。 実施した政策としては 1、 住宅ローンの最低利率を引き上げる。 2、 個人が住宅ローンの期間を超過して返済をする場合に金利を大幅に引き上げる。 3、 大都市での不動産を買う時には5.5%の消費税をかける。 4、 買ってから2年以内に転売をする時、転売価格の5%程度の営業税を課す。 しかしながら、なかなか効果が現れていない。 ○ BRICsの平均成長率が7.7%に達するなど、成長著しいBRICsでは人々の生活水準が上昇している。 各国の都市部では従来の穀物・野菜中心に変わって牛肉など肉類中心の食生活が浸透しつつある。 さらに甘味需要も高まり、菓子類の販売額も急伸している。 ともない、肥満の増加による糖尿病の増加、関連の病気にも急増の兆しが見えている。
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成長著しい新興国市場についてまとめられています。ブラジル、ロシア、インド、中国の経済の現況についてビジュアル的に記載されています。個人投資家には是非おすすめの一冊です。
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頑張って書いてるって感じがする。数字、データが多くて、それに基づくシュミレーションも多い。シュミレーション自体は当てになるか分からないが、割と面白い。センセーショナルな内容はないが、ロシアなどなじみの浅い国についての情報は役に立つ。
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