商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 恒文社/恒文社 |
発売年月日 | 1999/05/20 |
JAN | 9784770409980 |
- 書籍
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小泉八雲と早稲田大学
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小泉八雲と早稲田大学
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明治37年、東大を解雇された後、破格の待遇で早稲田大学に迎えられた小泉八雲。 早稲田大学やその他関係各所が保有している一次資料から、この最晩年の八雲像を描く論考集(なにせ早稲田の講師になって半年で急逝してしまったので、本当に最晩年ですね…)。 一応、一章でザックリと八雲の経歴を端...
明治37年、東大を解雇された後、破格の待遇で早稲田大学に迎えられた小泉八雲。 早稲田大学やその他関係各所が保有している一次資料から、この最晩年の八雲像を描く論考集(なにせ早稲田の講師になって半年で急逝してしまったので、本当に最晩年ですね…)。 一応、一章でザックリと八雲の経歴を端折りつつまとめてあり、東大講師就任・解雇の辺りから詳細な論考になっています。早稲田へ招聘されるまでの関係者間でのいろいろ、早稲田招聘後の講義の様子、同僚達(大隈重信、高田早苗、坪内雄蔵(逍遥))との交流…と、詳細な出来事が提示される資料から読み取れてとても面白い(あと、手紙や公文書の図版が多く収録されてて良いです)。 坪内逍遥の「神曲浦島」の話なんかも出てきて、半分は昭和37年の逍遥についての論考っぽくもあり、二人の交流の密なところがこれまた味わい深いですね…。 折り込み付録として、逍遥が八雲に送った「日本演劇の分類」のお手紙(屏風に表装された、演劇博物館が所蔵してるアレですね。新宿歴史博物館の常設展ではその複製が展示されてます)の原文と翻刻が収録されてるので、これが手元に置いておけるだけでもありがたい…。
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ハーンの講義を受けてみたい。何せ、どう時代が変わろうともその主張は普遍である。今やグローバルが合言葉だが、他国の個性を尊重し、受け入れる以前に、自国の個性を知り、誇りを持たなければならない。しっかりと足許を見つめ直すこと、それを直に学びたかった。
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