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謎とき日本経済50の真相 俗説・タテマエ一刀両断 講談社現代新書
770円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2003/06/20 |
JAN | 9784061496712 |
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謎とき日本経済50の真相
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謎とき日本経済50の真相
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
本書は、表題は「謎解き日本経済50の真相」となっているが、内容は「インフレターゲット推進」の書であると思った。驚くのは、この書が2003年6月発行の書であることだ。日本銀行は、この当時から10年近く何をやっていたのだろうかと思った。2012年の現在において、日銀は事実上のインフ...
本書は、表題は「謎解き日本経済50の真相」となっているが、内容は「インフレターゲット推進」の書であると思った。驚くのは、この書が2003年6月発行の書であることだ。日本銀行は、この当時から10年近く何をやっていたのだろうかと思った。2012年の現在において、日銀は事実上のインフレターゲット政策に踏み込んだように思える。2003年当時にも本書のような議論がされていたのなら、なんと日銀のフットワークの遅いことかと痛感する思いがした。 すでに「失われた20年」と言われて久しい。日本経済のデフレもいっこうに脱却する気配がない。これは、日銀が無能なのか、財務省が無能なのか、本書を読んでも回答は判明しないが、みな有能であるとはいえないと思った。 本書では「良いデフレと悪いデフレ」と言う議論もとりあげていることから、この時点ではこのような意見もあったことがわかる。現在では、デフレが様々な諸悪の根源になっていることへの広い合意がなされていると思う。 本書では、デフレの2大原因として「総需要不足と総供給拡大の同時進行」と「通貨供給の不足」をあげている。原因がわかっていながら、なぜ20年近くデフレ脱却ができないのだろうという疑問を拭い去ることができない。できれば、この疑問に答えてくれる本は無いものかと本書を読んで思った
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小泉改革真っ只中の2003年の、日本のデフレや日本が抱える金融の問題を1問ずつ取り上げている。 扱われている内容は少し古いが、デフレに対する日銀の金融政策や政府の財政政策の解説は今の自分にちょうどいい難易度だった。 武藤副総裁、福井総裁の考え方、通貨供給量をあげようとしてもそれ...
小泉改革真っ只中の2003年の、日本のデフレや日本が抱える金融の問題を1問ずつ取り上げている。 扱われている内容は少し古いが、デフレに対する日銀の金融政策や政府の財政政策の解説は今の自分にちょうどいい難易度だった。 武藤副総裁、福井総裁の考え方、通貨供給量をあげようとしてもそれが銀行止まりで市中に流れて行かない、等はよく分かった。 外圧による変革の必要性なんかは、今のTPPに通じるところがある議論だった。 ただあえて50のサブタイトルに分けたり、各サブタイトルごとに3人のキャラクターの小話はいらないと思う。 むしろ、金融政策、小泉改革、今後の日本の3章に分けて、著者の考えを連続的に論じるほうが論点がぶれず分かりやすかった。
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