北冥の白虹 小説・最上徳内

乾浩(著者)

• 販売会社／発売会社: 新人物往来社
• 発売年月日: 2003/04/22
• JAN: 9784404031228

商品レビュー

2009/11/20

主人公は、山形県村山市出身の最上徳内！
先日、この偉人の足跡を訪ね記念館に行ってきた。
以前、別の本で読んでから　機会があれば一度は
訪れたかった所で、念願かなって・・・
今回読んだ、「北冥の白虹」は、農家に生まれた
学問好きの徳内が、幕府の蝦夷地調査隊に
随行したのが３１歳の時で、この後の挑戦も含め
ナント生涯で九回の蝦夷地調査
自らもアイヌ語を学びアイヌの人たちの味方になり
松前藩の悪政を暴く。
そして、「この豊かな北の大地を、オロシヤなどに
奪われてなるものか！」と一生懸命調査する姿が
詳細に描かれている
かのシーボルト著「日本」の中でも、すぐれた
探検家として最も尊敬されている人物である
これほどまでに先人達が一生懸命守ってくれた
北方領土！日本人はもっと勉強して取り戻す努力を
すべきではないのか？