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海神記(上) 光文社C叢書シリーズ
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海神記(上) 光文社C叢書シリーズ

諸星大二郎(著者)

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海神記(上) 光文社C叢書シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2007/07/31
JAN 9784334901400

海神記(上)

¥2,200

商品レビュー

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2011/11/06

その子供は、海から来た―― 四世紀後半の古代日本。 南九州の西の海の海人・磯良は漁に出た海で異変を感じ、村に戻るが、村は大津波によって消滅していた。そして誰もいなくなった浜で、見知らぬ童子と出会う。 異常な不漁、つぎつぎに起こる津波、火山噴火…さらには南方からの隼人族の来襲により...

その子供は、海から来た―― 四世紀後半の古代日本。 南九州の西の海の海人・磯良は漁に出た海で異変を感じ、村に戻るが、村は大津波によって消滅していた。そして誰もいなくなった浜で、見知らぬ童子と出会う。 異常な不漁、つぎつぎに起こる津波、火山噴火…さらには南方からの隼人族の来襲により、海人族の大移動が始まる。 童子ミケツは巫女オオタラシと出会うことにより、海神の御子・海童として、海人の象徴になっていく。 「常世へ!災害も飢えもない常しえに波静かな常世へ!」 彼らが行き着く先には何があるのか、何を見出すのか… 記紀だけでなく、風土記や磯良伝説、古代史学の学説等、さまざまな要素に取材して壮大な物語がつづられています。 その要素の一つが、塚口義信氏の論文「大帯日売考 神功皇后伝説の史的分析」です。これは記紀の神功皇后に関する記述が、息長氏の祖先伝承としての「オキナガヒメ的要素」と、播磨風土記などに見える民間伝承的な「オホタラシヒメ的要素」の習合によって成立したとするものでした。記紀の記述は、第二次大戦以前のすべて事実として妄信する見方と、戦後の7世紀~8世紀に机上で創作された架空の物語とする見方の両極端に振れてきました。 塚口氏の論文は、現在主流となっている、「核となるべきものがあって、それがこうあってほしいと願う伝承荷担者や時代の要請に応じて雪ダルマ式に形作られていくもの」という見方を始めて示した、戦後史学のエポックとして評価されている論文です。この論文が収録された『神功皇后伝説の研究』の刊行は1980年のことでしたが、「海神記」の週刊ヤングジャンプでの連載開始は翌1981年と、わずか一年しか違いません。 諸星先生のこの作品にかける情熱に驚かされます。 未完のまま九州編で途切れていますが、この後瀬戸内や畿内へとミケツや磯良の旅が続く予定だったはず。是非とも続編が読みたいです。

Posted by ブクログ

2008/11/22

まさにライフワーク! 今回は、あまり諸星大二郎世界では珍しいタイプが主人公。 なぜかかっこよく見える。

Posted by ブクログ

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