商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2000/06/15 |
JAN | 9784150306410 |
- コミック
- 早川書房
イティハーサ(文庫版)(2)
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イティハーサ(文庫版)(2)
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商品レビュー
5
4件のお客様レビュー
透祜と鷹野という二人に焦点を当てながら、サイドストーリーとしての青比古と桂と那智の三角関係などを展開していくうまさに、舌を巻きっぱなしで読み進めた。 透祜は成長するにつれて、幼さから強さと共にエロスを発していく。こういうあたりをきちんと絵に乗せて表現できるあたりに、ひたすら水樹...
透祜と鷹野という二人に焦点を当てながら、サイドストーリーとしての青比古と桂と那智の三角関係などを展開していくうまさに、舌を巻きっぱなしで読み進めた。 透祜は成長するにつれて、幼さから強さと共にエロスを発していく。こういうあたりをきちんと絵に乗せて表現できるあたりに、ひたすら水樹の画力の高さを感じた。鷹野と病の娘のキスシーンを目撃した透祜の「ずっと鷹野が好きだったの」はド直球少女漫画だが、ずばっと決めてきたのにも痺れた。 しかもこの巻の途中では妖祜という一卵性双子が登場したと思ったら、いきなりメインキャラの透祜を殺してしまうという衝撃の展開。半狂乱になった鷹野は、追ってきた妖祜を殺しかけるが、妖祜の中に、彼女と一体化した透祜を発見し、抱きしめる。この場面で首を絞められ、死を覚悟した妖祜の表情が実にエロい。 血のつながっていない兄と妹の恋、双子が互いに惹かれあう神秘性みたいなものをテーマにした漫画は、この時期沢山描かれていたように思う。そういう漫画あるあるを全部盛りにしながら、物語は物語で骨太に進んでいくのだから、大したものである。
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急転の2巻。 互いを慈しみ愛する双子の姉妹でありながら、生まれてから運命を分かたれた透祜と夭祜が遂に出会ってしまいます。 心の揺らぎが見事に描写されていて夢中になりました。 解説は大谷真理さん。 「宇宙は発見の世界なのかも知れないが、喪われてしまった歴史的過去なんてのは、実は発明の世界なのではないかと疑ってしまうほどだ」
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この時点で、亜神が古き神の跡を継ぐよき神々で、威神がそれに対立する悪しき神々。 そして、その2つの神々の下にいる人間たちも、同じように、威神のところには、悪役がいる……。 そんな風に見えるようにかきながら、作者の目は、しっかりと遠くを見ていたんですねぇ。 すべてを受け入れて、肯...
この時点で、亜神が古き神の跡を継ぐよき神々で、威神がそれに対立する悪しき神々。 そして、その2つの神々の下にいる人間たちも、同じように、威神のところには、悪役がいる……。 そんな風に見えるようにかきながら、作者の目は、しっかりと遠くを見ていたんですねぇ。 すべてを受け入れて、肯定し、許す神。その姿からは、決してそうとはうかがいしれないけれど。 そう。「百億の昼と千億の夜」で阿修羅王が必死な思いで守ったあの世界は、56億7千万年の後に滅びてしまったのですが、もしかすると、この世界は……。 あの思想に負けずに、生き延びていくのかもしれない。 それが、誰にも支配されない「神名を持つ國」の意味というか、存在理由なのかもしれません。
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