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椿と花水木(下) 万次郎の生涯
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 読売新聞/ |
発売年月日 | 1994/03/15 |
JAN | 9784643940152 |
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椿と花水木(下)
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商品レビュー
3
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※このレビューにはネタバレを含みます
上巻では万次郎のアメリカ生活や冒険について書かれていたが、下巻では日本に戻った万次郎が描かれる。といっても、幕末の日本の情勢がメインになってしまって、面白みがイマイチ。万次郎は幕府の一部からアメリカのスパイと疑われていたため、本来の能力を存分に発揮できる場を与えられなかったようだ。万次郎自身が根っからの船乗りであり、アメリカでの自由な生活習慣もあいまって、武士という身分や立場に馴染めなかったのかもしれない。それでも、幕末の日本がアメリカの植民地にならずに開国できた裏には、万次郎の西洋に関する知識がおおいに役に立ったのは間違いないだろう。 万次郎は日本に戻らない方が良かったのかなあと思いながら下巻を読んでいたが、万次郎の本音は果たして……? ともあれ、一番の功労者は万次郎を養育したホイットフィールド船長かも。もちろん、その思いに応えた万次郎の努力もすばらしい。晩年、長い年月を経て再会した様子は、涙なくして読めなかった。 なぜ「椿と花水木」というタイトルなのかも、読み進めていくついに明らかになる。切なくもあり喜ばしくもあるタイトルだ。
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