商品詳細
内容紹介 | 内容:忘れていたこと.別れる約束.いまは隣人.水の関係.いい加減な調査.そのための旅.墓の事情 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社/ |
発売年月日 | 1993/09/20 |
JAN | 9784334717599 |
- 書籍
- 文庫
様々な別れ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
様々な別れ
¥491
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
佐野洋のミステリ短篇集『様々な別れ』を読みました。 佐野洋の作品は今年2月に読んだ『思い通りの結末』以来ですね。 -----story------------- 血液型ABの男を捜し求め、数度の関係の後に姿を消した女。 他人の子供を宿した女と、それを承知で出産後の離婚を前提に結...
佐野洋のミステリ短篇集『様々な別れ』を読みました。 佐野洋の作品は今年2月に読んだ『思い通りの結末』以来ですね。 -----story------------- 血液型ABの男を捜し求め、数度の関係の後に姿を消した女。 他人の子供を宿した女と、それを承知で出産後の離婚を前提に結婚した男。 恋人とその叔母との異常愛を知って別れた女が、その男に再会。全く身に覚えのない行動調査報告書を妻に突き付けられた男。 一度だけ関係を持った男と自分の娘が結婚―。 短編ミステリーの名手が、男と女の別れをテーマに捻る傑作集。 ----------------------- 光文社が発行している小説誌『小説宝石』に1992年(平成4年)から1993年(平成5年)に掲載された7作品を収録した短篇集です。 ■忘れていたこと ■別れる約束 ■いまは隣人 ■水の関係 ■いい加減な調査 ■そのための旅 ■墓の事情(『第二の墓』を改題) ■解説 牛尾摂 男女それぞれの心理描写を愉しみつつ、女性の恐ろしさを知ることのできる作品集でしたね……そんな中で、LGBTQ等、最近の社会性や多様性を織り込んだ真相が興味深い『別れる約束』がイチバン印象に残ったかな、、、 女性の恐ろしさと絶妙なエンディングが好みなのは『いい加減な調査』、『そのための旅』、『墓の事情』かな……相変わらずですが、身近に本当ありそうな、あってもおかしくないなー と思わせる、微妙なバランスの良さが魅力ですね。
Posted by