商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞/ |
発売年月日 | 1992/06/01 |
JAN | 9784022607102 |
- 書籍
- 文庫
有夫恋
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有夫恋
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
薄暗い台所に立つ、少し髪がぼさついた女の暗く冷たい淀んだ目が浮かぶ。 この時代の背景がわからないけども どの時代も恋愛に浸かった女の気持ちは赤い(鮮やかだけど暗い血の色)というイメージが深まったような。 『人生のこんなところで笑う人』 という句が好き。 どういうつもりで詠まれた...
薄暗い台所に立つ、少し髪がぼさついた女の暗く冷たい淀んだ目が浮かぶ。 この時代の背景がわからないけども どの時代も恋愛に浸かった女の気持ちは赤い(鮮やかだけど暗い血の色)というイメージが深まったような。 『人生のこんなところで笑う人』 という句が好き。 どういうつもりで詠まれた句かわからないけど 私の解釈では笑ったのは好きな男で、女はそんな(人生において)変なタイミングで笑う男の笑う顔、声で人生を男に壊されたのだと、女も自分で壊したのだと感じた。
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夫がいる女の不倫川柳。 こんなのが「川柳」なんだー、っておどろいたけど、私、「川柳」がだいたいわかってなかった。 すごいエロスが漂う句もあるけど、すごいこわい女心の句もあって。 不倫ってねじれた恋なのかなー、って思う。 ねじれたところに、ほんとーはその恋に関係ない第三者(どちら...
夫がいる女の不倫川柳。 こんなのが「川柳」なんだー、っておどろいたけど、私、「川柳」がだいたいわかってなかった。 すごいエロスが漂う句もあるけど、すごいこわい女心の句もあって。 不倫ってねじれた恋なのかなー、って思う。 ねじれたところに、ほんとーはその恋に関係ない第三者(どちらかの配偶者)の存在もからまって。 そこにどろどろした感情、関係ない人に向ける黒い思い、そーいうのが力ある言葉にされた句もあって。 こんな恋をするぐらいなら死んじゃいたいなー、って私は思いながら読んだ。 でも、恋って、その形を自分で選んでするわけじゃなくて。 気づいたらそんな恋のねじれに自分がひっかかってたりする。 そーいう思いをなにか言葉にできる人は、恋を成就させるより幸せなんじゃないかなー、って思った。 これはあとでブログにも書くかもー。
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