ひとみWorld夢辞典(2) 銀バラ・ららばい・新花織まんが特集 コバルト文庫

藤本ひとみ【著】, しもがやぴくす, みらい戻, あさくらみゆき, さいとうちほ【イラスト・漫画】

• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 1991/07/03
• JAN: 9784086115469

商品レビュー

2010/05/28

銀バラ、ララバイ、新…

[文庫ＯＦＦ]

銀バラ、ララバイ、新花織の各シリーズの紹介に加えて、短編小説や漫画も掲載されていてどのシリーズから読み始めた人でも面白く読めると思います。

2013/04/30

銀バラシリーズの番外編が収録された夢辞典２冊目。
今回は、銀バラシリーズとららばいシリーズがメインで、
新花織は一冊目の「ばら物語」の漫画の続きの掲載のみ。

ららばいシリーズは、あさくらみゆきさんのイラストと漫画。
漫画は60ページの読みきりと大盤振る舞い。
このシリーズは、当時に一読しただけなのでほぼ忘れていたけれど、
思い出したこともあって懐かしかった。

銀バラシリーズはイラスト、漫画、新作短編、占い。
漫画は夢辞典１収録の番外編「銀狼ロマンス」。
真矢和臣が絵で見られる～♪と嬉しかったのに、
原作小説であまりカッコ良さを表現されていなかったためか、
厳しい表情ばかりで残念（しょぼん）。

目的の新作短編は、冷泉寺さんが主役の「白鷹どりいむ」。
「天使のカンタレラ」でのレオンを見て、ひそかに彼を想う心に傷を負い、
思い出したのは一年前に別荘地で出会った立野至という少年。
別荘地を再び訪れた冷泉寺さんは、至の弟・真に至の死と死体消失の事件を聞く。

ふだん自分の感情を露わにしない冷泉寺さんの一人称なので、
隠された熱い恋心とそれを冷やすために整理した感情を読んで、せつなくなる。

いいタイミングで電話をしてくる、いざとなったら最速の速さで危機に駆けつけてくれる、
最後は最後でフォローはカンペキ……。
うれしいけれど、きっとますます大好きになってしまうよね、冷泉寺さん。
レオンって、罪作りかも。

2013/04/03

銀バラと新香織にららばいも加わった、夢辞典第二弾。

銀バラ書き下ろしの「白鷹どりいむ」。
"どりいむ"なあたりがものすごく昭和の香りだけど[*ﾟωﾟ*]

冷泉寺さんが女の子全開で切ないっ。
遠く近く明かりが点在する夕闇がステキな別荘での夏。
夏に見る夜景が大好きだから、文章で描かれるだけでも幸せ♡

不穏なウロボロスに隠し部屋。
ウロボロスが物語のモチーフとして出てくるのが
すごく好きだから、うれしかった短編[*Ü*]

" 夏の避暑地には妖精が住んでいて、その妖精に願いをかけると
無邪気な子供の時間に戻ってとっても素直になれる。"

いいなぁ～、いいなぁ～。
おまじないとか妖精とか大好きだからたまらないっ!
しかも、レオンみたいにしっかりとした知的で冷静な
大人の良識がある人が、不思議な力や世界を甘やかに
語ってくれるなんてステキだなぁ♡