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聖徳太子(4) 日と影の王子 文春文庫
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聖徳太子(4) 日と影の王子 文春文庫

黒岩重吾(著者)

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聖徳太子(4) 日と影の王子 文春文庫

513

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 1990/05/10
JAN 9784167182267

聖徳太子(4)

¥513

商品レビュー

4.3

8件のお客様レビュー

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2023/05/15

本棚の奥に並んでいた古い文庫本を再読。 蘇我氏と物部氏の合戦から遣隋使派遣や斑鳩宮建設の頃までのまでの厩戸皇子(聖徳太子)の青年時代を描いた小説。 蘇我氏の一族である用明天皇の皇子に生まれ、聡明な皇太子として大きな期待を受けながらも、大王以上の権力を持つ蘇我馬子の傀儡とならな...

本棚の奥に並んでいた古い文庫本を再読。 蘇我氏と物部氏の合戦から遣隋使派遣や斑鳩宮建設の頃までのまでの厩戸皇子(聖徳太子)の青年時代を描いた小説。 蘇我氏の一族である用明天皇の皇子に生まれ、聡明な皇太子として大きな期待を受けながらも、大王以上の権力を持つ蘇我馬子の傀儡とならないようバランス感覚を保ちながらも自分の理想とする政治・国づくりを目指す。 刀自古郎女、菟道貝鮹皇女をはじめ厩戸を取り巻く女性や舎人たちとの関わり方など、人間性を現代的に描写しながらも、歴史的事実や通説への疑問点など知的情報が網羅されていて古代史初心者には興味深い内容でした。

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2022/11/12

【1〜4巻総評】素晴らしい小説でした。厩戸王子の人間らしさがあふれ、古代に生きる人々の生きる苦しみがありありと表現されています。馬子、蝦夷との政治は一歩間違えれば暗殺される可能性もあり、読んでいて非常に恐ろしい。政治とはこうも難しく、かつ面白いものだったと再発見しました。そしてい...

【1〜4巻総評】素晴らしい小説でした。厩戸王子の人間らしさがあふれ、古代に生きる人々の生きる苦しみがありありと表現されています。馬子、蝦夷との政治は一歩間違えれば暗殺される可能性もあり、読んでいて非常に恐ろしい。政治とはこうも難しく、かつ面白いものだったと再発見しました。そしていつの時代でも偉大な人物の子孫は続かないようです、聖徳太子の後継の山背大王は父の後を継げませんでした。まだまだ続きが気になるところですが、聖徳太子の生涯を最後まで味わいことができました。

Posted by ブクログ

2021/12/07

「聖徳太子(4)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.05.10 406p ¥480 C0193 (2021.12.12読了)(2001.12.15購入) 冠位十二階の制定、遣隋使の派遣、斑鳩宮の造営、と事業を成し遂げたあたりで終わっています。まだ20代です。49歳で亡くなったという...

「聖徳太子(4)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.05.10 406p ¥480 C0193 (2021.12.12読了)(2001.12.15購入) 冠位十二階の制定、遣隋使の派遣、斑鳩宮の造営、と事業を成し遂げたあたりで終わっています。まだ20代です。49歳で亡くなったということですので、残り20年は、描かれませんでした。 17条憲法の制定は、史実ではないというのが通説だそうです。 全四巻に渡って楽しませてもらいました。 【目次】 斑鳩への夢 冠の煌き 海の彼方に 戻った山背王 終章 参考文献 解説  尾崎秀樹 ☆関連図書(既読) 「聖徳太子(1)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.04.10 「聖徳太子(2)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.04.10 「聖徳太子(3)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.05.10 「「日出づる処の天子」は謀略か」黒岩重吾著、集英社新書、2000.02.22 「聖徳太子 ほんとうの姿を求めて」東野治之著、岩波ジュニア新書、2017.04.20 「日出処の天子(1)」山岸涼子著、白泉社、1980.08.25 「日出処の天子(2)」山岸涼子著、白泉社、1980.12.25 「日出処の天子(3)」山岸涼子著、白泉社、1981.04.25 「日出処の天子(4)」山岸涼子著、白泉社、1981.11.25 「日出処の天子(5)」山岸涼子著、白泉社、1982.04.25 「日出処の天子(6)」山岸涼子著、白泉社、1982.09.25 「日出処の天子(7)」山岸涼子著、白泉社、1983.03.25 「日出処の天子(8)」山岸涼子著、白泉社、1983.08.24 「日出処の天子(9)」山岸涼子著、白泉社、1984.02.23 「日出処の天子(10)」山岸涼子著、白泉社、1984.07.24 「日出処の天子(11)」山岸涼子著、白泉社、1984.12.25 「聖徳太子(1)」池田理代子著、創隆社、1991.11.08 「聖徳太子(2)」池田理代子著、創隆社、1992.02.20 「聖徳太子(3)」池田理代子著、創隆社、1992.06.15 「聖徳太子(4)」池田理代子著、創隆社、1993.03.31 「聖徳太子(5)」池田理代子著、創隆社、1993.07.24 「聖徳太子(6)」池田理代子著、創隆社、1993.10.29 「聖徳太子(7)」池田理代子著、創隆社、1994.11.10 「飛鳥の朝廷 日本の歴史 3」井上光貞著、小学館、1974.01.31 「飛鳥王朝の悲劇」大羽弘道著、光文社、1977.01.31 「蘇我蝦夷・入鹿」門脇禎二著、吉川弘文館、1977.12.01 「飛鳥 新版」門脇禎二著、NHKブックス、1977.12.20 「隠された十字架」梅原猛著、新潮文庫、1981.04.25 「NHKさかのぼり日本史⑩奈良・飛鳥」仁藤敦史著、NHK出版、2012.06.25 (「BOOK」データベースより)amazon 皇太子廐戸皇子は、つぎつぎに新しい政策を打ち出した。斑鳩宮の造営、冠位十二階の制定、飛鳥寺の建立、遣隋使の派遣…。さすがは皇太子、と蘇我馬子は表面上感心してみせたが、その胸の底には廐戸を傀儡として操ろうという強烈な意志が潜んでいた。廐戸の野望と挫折を描いた古代史大河小説完結篇。

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