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歌と饒舌の戦記 新潮文庫

筒井康隆(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1990/11/25
JAN 9784101171258

歌と饒舌の戦記

¥427

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

とてもややこしい作品…

とてもややこしい作品。巻頭には登場人物の絵も。絶版です。

文庫OFF

2010/05/28

題名どおり、字面を追…

題名どおり、字面を追うだけで様々な音やリズムを感じられる…楽譜も出てくるし。思わずピアノで弾いてみちゃったのは私だけではないはず!

文庫OFF

2023/12/25

登山家の夷と杉浦の二人が、エヴェレスト登頂を実現しようとするまさにそのとき、テレビ番組の「突然おじゃま虫」の司会である森下義和と日野みどりがヘリコプターに乗って登場し、二人にインタヴューを敢行します。自分たちのこれまでの努力がバカにされたかのように感じて怒り出す彼らを尻目に、タレ...

登山家の夷と杉浦の二人が、エヴェレスト登頂を実現しようとするまさにそのとき、テレビ番組の「突然おじゃま虫」の司会である森下義和と日野みどりがヘリコプターに乗って登場し、二人にインタヴューを敢行します。自分たちのこれまでの努力がバカにされたかのように感じて怒り出す彼らを尻目に、タレントとスタッフは番組のおもしろさを求めつづけます。 どこを見ても爛熟した消費社会の様相ばかりが目に映る現代の日本に、突如としてソ連軍が侵攻を開始します。ジュネーヴでおこなわれた、アメリカとソ連でおこなわれた会議の席で、両首脳の馴れあいによる密約が交わされ、アメリカ軍は日本を離れソ連軍はやすやすと北海道に侵攻します。人びとは逃げまどい、網走刑務所では犯罪者たちの身柄が釈放されますが、彼らの一部はやはりテレビ番組のために北海道にやってきていた日野みどりを隊長にかつぎあげ、ゲリラ活動をおこないます。一方、サヴァイヴァル・ゲーム参加者たちも「抗ソ・ゲリラ」の部隊を立ちあげますが、独善的なふるまいがめだつみどりは彼らに対抗心を燃やします。 なんでもありのドタバタ劇が全編にわたってくり広げられている、ある意味では著者らしいともいえる作品です。初期短編によく見られたわかりやすい「毒」が発揮されている作風ではありませんが、著者のような「毒」がひろく受け入れられたことによって、もはや行き場のない自家中毒に陥っているような1980年代の日本社会を、なにほどか反映しているようにも感じられます。

Posted by ブクログ

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