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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 1987/10/25 |
JAN | 9784087726176 |
- 書籍
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能登怪異譚
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能登怪異譚
¥968
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
半村良師匠の中では珍しい能登方言で語られた怪異譚集。発売されてマッハで購入し時間をかけて読了。執筆当初は「箪笥」を書き上げた後に各地の方言で怪異譚を書く予定と対談で語っていたが(げたばき物語所収)大変だったのか能登に限定されたらしい。「箪笥」が雑誌掲載された時は大絶賛されたらしく...
半村良師匠の中では珍しい能登方言で語られた怪異譚集。発売されてマッハで購入し時間をかけて読了。執筆当初は「箪笥」を書き上げた後に各地の方言で怪異譚を書く予定と対談で語っていたが(げたばき物語所収)大変だったのか能登に限定されたらしい。「箪笥」が雑誌掲載された時は大絶賛されたらしくあちこちの短篇アンソロジーで取り上げられた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
世にも奇妙な怪異譚。 最初は方言で書かれた語りが読みにくいと思ったが、気づけばその生々しさに呑まれていた。一つ一つの話は短くても、じわじわ後を引く気味の悪さがある。 海に囲まれた土地に根付いた「もっしょい(面妖な)」ものの数々。 日常の中に、ごく自然に「何だかよく分からないもの」が這入りこんでいるような感覚にぞわぞわした。何より、自身が怪異に溶け込んでしまうというのが、恐い。 一番いやだったのは「夢たまご」。これは怪異とか抜きにして、今生きている現実感が急に希薄になるような、不意にやってくる不安を思い出させる。
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