庖丁ざむらい 十時半睡事件帖 講談社文庫

白石一郎【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社/
• 発売年月日: 1987/10/16
• JAN: 9784061840980

商品レビュー

2015/03/16

十時半睡シリーズ１作目

[長束]

鴫と蛤は漁師がとる・虫けらの怨・包丁ざむらい・玄海島・鉋ざむらい・さむらい志願・丁半ざむらい・水馬の若武者・合わせて一つ・人形妻・人まね鳥

十時半睡シリーズ１作目。
基本的には、半睡は何もしない。
けれど後期の完全無欠の半睡よりも、個人的にはこちらの方が好み。
社会の弊害というか、個人ではどうしようもないものはいつの時代にもあるものだと思う。

2010/05/28

福岡黒田藩の名物、総…

[文庫ＯＦＦ]

福岡黒田藩の名物、総目付・十時半睡が名裁きをする、連作時代小説。一風変わった雰囲気の中、人の内面を鮮やかに描く、シリーズ一作目。

2013/11/16

全巻読み終わったと思ってたら、読み落としがあった。ラッキー。
うまく落としたり、決着出来ない問題があったり、欧米の名探偵のように全てを解決する訳ではなく、中庸の王道とも云うべき裁きが心に沁みる。