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醒めた炎(上巻) 木戸孝允
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醒めた炎(上巻) 木戸孝允

村松剛【著】

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醒めた炎(上巻) 木戸孝允

2,860

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1987/07/25
JAN 9784120015977

醒めた炎(上巻)

¥2,860

商品レビュー

4.7

7件のお客様レビュー

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2015/02/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

木戸孝允の生涯を通して幕末から明治維新までを描く。小説というよりも、丹念に緻密に史料をまとめた歴史書の観がある。上下巻あわせて1500ページ超あって読むのに時間がかかるけれど、その時代の全体と細部どちらもよく理解できた。幕末好きにお勧めです。 木戸孝允は「五箇条の御誓文」の完成稿をつくり、版籍奉還・廃藩置県を実施、三権分立と地方自治の確立を誰よりも主張した人物でした。政治思想家としての才識や先見性、実行力は幕末随一。そして漸進主義と人民主権の発想が惚れ惚れするほどかっこいい。

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2013/04/17

帝国主義を標榜する世界の中で幕府がどのような政策をとり、それに対して当時の人々がどのように翻弄されていくのかということが丁寧に書いてあります。桂自身、維新三傑と呼ばれ、近代化を先導した一人であったと同時に、混沌の中で苦しみ悩みぬいていたと感じました。なかなか会話がないので読みにく...

帝国主義を標榜する世界の中で幕府がどのような政策をとり、それに対して当時の人々がどのように翻弄されていくのかということが丁寧に書いてあります。桂自身、維新三傑と呼ばれ、近代化を先導した一人であったと同時に、混沌の中で苦しみ悩みぬいていたと感じました。なかなか会話がないので読みにくい印象もありますが、桂小五郎の人柄を資料等に基づいて等身大に描いていると思います。(まだ読んでる途中ですが・・・)。

Posted by ブクログ

2011/12/29

桂小五郎(木戸孝允)が主役の小説です…が、小五郎の生きた時代を、脚色や逸話というものをそぎ落として事実のみを淡々と描いております。事実のみを淡々と語る事が、ここまで緊張感と涙を誘うものかと思いましたが、命のやり取りをする幕末はそういうものですね。 逃げの小五郎等と呼ばれ幕末の小説...

桂小五郎(木戸孝允)が主役の小説です…が、小五郎の生きた時代を、脚色や逸話というものをそぎ落として事実のみを淡々と描いております。事実のみを淡々と語る事が、ここまで緊張感と涙を誘うものかと思いましたが、命のやり取りをする幕末はそういうものですね。 逃げの小五郎等と呼ばれ幕末の小説の中には小心者呼ばわりするものもありますが、あの斬るか斬られるかの京都に自ら望んで飛び込んでいく姿には明るい勇気を感じます。ちなみに読んでいるとフットワーク軽いしミーハーだなと思う事もありました。黒船来航時はまだ二十です。 ここの桂小五郎は物語の狂言回しではなく主人公として逸話等はばっさりされているので、読み終わるとイメージが一新されました。

Posted by ブクログ

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