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最底辺 トルコ人に変身して見た祖国・西ドイツ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1987/06/24 |
JAN | 9784000008822 |
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最底辺
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
面白そう!と思って何とか入手した本。ドイツ人がトルコ人に変装し、ドイツにおける人種差別や下層社会を探るルポルタージュ。 今でいうブラック企業のテュッセン。塵芥まみれの中、マスクも貰えず労働に勤しむ。若者は老け、いつも腹を空かせている。そういう職場で、ドイツ人に差別されながら、ト...
面白そう!と思って何とか入手した本。ドイツ人がトルコ人に変装し、ドイツにおける人種差別や下層社会を探るルポルタージュ。 今でいうブラック企業のテュッセン。塵芥まみれの中、マスクも貰えず労働に勤しむ。若者は老け、いつも腹を空かせている。そういう職場で、ドイツ人に差別されながら、トルコ人は働いていた。なぜ、トルコ人は差別されるか。宗教の違い、同化しない態度、低賃金でドイツ人の職を奪った事、ドイツ人の特権意識の強さ…。 労働条件の悪い環境下でのトルコ人の就労は、人種差別というよりも、貧困の悲惨さを示している。職を選べない、社会において力を持たないという事がどれほど大変な事なのか。思い知らされる内容である。
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ドイツ人が、カラーコンタクトとカツラでトルコ人になりすまし、外国人労働者がいかに劣悪な労働環境にあるかを告発した本。 すばらしいと思う。 だけど最初の方は、どことなくマイケル・ムーアみたいである。 マクドナルドの体験記はただの皮肉だし、カトリックへの改宗はそれは意地悪というもの...
ドイツ人が、カラーコンタクトとカツラでトルコ人になりすまし、外国人労働者がいかに劣悪な労働環境にあるかを告発した本。 すばらしいと思う。 だけど最初の方は、どことなくマイケル・ムーアみたいである。 マクドナルドの体験記はただの皮肉だし、カトリックへの改宗はそれは意地悪というものだろうと思う。もちろんどちらにしても、根底にある差別意識というのはあり、それを告発するつもりだったのだろう。 しかしたぶん、やってみたら、思っていたよりもひどかったのではないかと思う。 変な話だが、前半のマクドナルドや改宗の話は、確かに差別の話だ。 しかし後半の派遣労働になってくると、差別の問題であるといえるのかどうか。
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1980年代の旧西ドイツにおける移民労働者問題をとりあげた本。著者はカラーコンタクトをつけ、トルコ人になりすまし、移民労働者を活用する企業に潜入し、その劣悪な就業状況を暴くという非常に興味深いルポルタージュです。
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