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写真集 リー・フリードランダー
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 佼成出版社/ |
発売年月日 | 1987/04/03 |
JAN | 9784333012701 |
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写真集 リー・フリードランダー
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リー・フリードランダーの写真集。 アメリカの色々な地域のスナップショット、日本の桜を撮ったスナップ。お芸術写真というよりは瞬間をきりとったスナップ。 20世紀を代表する写真家のはずなんだけど、個人的にその凄さがまだわからなかった。まだ見る目が足りないんだろうなと思う。 普通...
リー・フリードランダーの写真集。 アメリカの色々な地域のスナップショット、日本の桜を撮ったスナップ。お芸術写真というよりは瞬間をきりとったスナップ。 20世紀を代表する写真家のはずなんだけど、個人的にその凄さがまだわからなかった。まだ見る目が足りないんだろうなと思う。 普通の素人が撮ったの日の丸構図の写真のように見えてしまうが、あとがきを読む限り、実は非常に計算されている構図だったりするみたいです。 日本の桜を撮った写真は、桜の花がとにかく綺麗なようにと言う写真ではない。 桜の樹の属す場全体の生命感を伝えるような、ツタが茂っった葉っぱで満たされたり、黒い枝が乱雑に交差し密集していたり。 日本人が普通にとるものとは違うなと。 あとがきの辻井喬(堤清二)の以下の文章にはっとした。 _____________ バリュデュスの絵を解説した文章で、「これほど描写が確かだというのに、この絵は逆に、現実から遊離した『夢』の中の情景を思わせる」という一節を読んだ時、私はリー・フリードランダーの作品を想起していた。 朝日新聞の世界名画の旅のんかの外岡秀俊氏の記述である。 「一人ひとりを見れば、確かにどこにでもいそうな人々なのに、この一瞬の光景は、ありえない眺めとして、観る人に静かな衝撃を与えずにはいない」と外岡氏は書いている。この文章は、私に、リーの『セルフ・ポートレート』という写真集のなかの、「ニューヨーク1964」を見た時の印象を思い出させたのである。何でもない白い仕切りの上に、ニューヨークの、これもありきたりの町並みが映っている。仕切りの中央には、建物のなかで毎日演じられているような室内の光景を印刷したポスターが貼りつけられている。外側と内側とが逆転し、しかも何處にでもあるような街角の風景として一枚の写真に焼き付けられた時、作品はまさにバルデュスの絵さながらに、夢の情景として観るものを異境に誘うのである。 _____________ 私は、この写真集をみて、バルデュスを思い描かなかったけど、芸術作品のもつ共通の凄みを感じ取るとい意味で興味深かった。
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