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少年A矯正2500日全記録
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2004/04/10 |
JAN | 9784163658605 |
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少年A矯正2500日全記録
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商品レビュー
3.5
24件のお客様レビュー
ラストはフィクションだとおもう
どうやって治療したかというと「みんなで愛してあげる」作戦。家族として、赤ちゃんとして育て直す作戦。でもこれはほぼ無意味。効果があったのは自分への手紙、被害者への手紙をひたすら書かせる練習。これは被害者には渡らない練習用の手紙。これのあと彼は変わってる。少し。でも、結局、彼の性欲が...
どうやって治療したかというと「みんなで愛してあげる」作戦。家族として、赤ちゃんとして育て直す作戦。でもこれはほぼ無意味。効果があったのは自分への手紙、被害者への手紙をひたすら書かせる練習。これは被害者には渡らない練習用の手紙。これのあと彼は変わってる。少し。でも、結局、彼の性欲が死体から女性に変わったことで、すべてが変わったのがわかる。でもそれは、ただの自然成長の効果だけ。彼の絵や作文、工作の課題は、岡本太郎も間に合わないくらい変なとこから出てくる。それが読んでてとてもとてもおもしろい。でも彼はまわりのキョトンが感じられないから、どんどん説明をする。「盲点だったでしょ?」くらいの感じで。それがとてもとてもおもしろく、うらやましい。たのしめるのはその部分だけ。治療はなにもできてないし、最後に急に変わりすぎているのもあやしい。信用できない。海外で芸術家になっていたらうれしい。次におれらにもわかるメッセージを発信してくれる日を待ちます。こういう紙一重の人間がもっと生まれる世界になって欲しい。
トウキョウ
著者、草薙厚子さん、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 草薙 厚子(くさなぎ あつこ、1964年7月21日 - )は、北海道出身の女性ジャーナリスト、ノンフィクション作家。日本文藝家協会会員。明治学院大学社会学部卒業。元東京少年鑑別所法務教官。 --...
著者、草薙厚子さん、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 草薙 厚子(くさなぎ あつこ、1964年7月21日 - )は、北海道出身の女性ジャーナリスト、ノンフィクション作家。日本文藝家協会会員。明治学院大学社会学部卒業。元東京少年鑑別所法務教官。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 神戸児童連続殺傷事件から七年の年月が経ち、「少年A」が仮退院した。酒鬼薔薇聖斗の性的サディズムは、本当に克服されたのか!?元東京少年鑑別所法務教官が、医療少年院で行われた極秘の贖罪教育・矯正教育といえる「少年A更生プロジェクト」の全容を初めて明らかにした、衝撃のレポート。 ---引用終了
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自身にとっても衝撃的で、長年その後の経緯がずっと気になってる事件の一つだ。私たちは数ある報道の中からしか、その事実を知り得ることはできない。しかし、その報道の中にある真実を見抜くことができるのだろうか。 本書はその事実の一側面として、少年Aの矯正教育に関わる事実を追求したもの...
自身にとっても衝撃的で、長年その後の経緯がずっと気になってる事件の一つだ。私たちは数ある報道の中からしか、その事実を知り得ることはできない。しかし、その報道の中にある真実を見抜くことができるのだろうか。 本書はその事実の一側面として、少年Aの矯正教育に関わる事実を追求したものである。生々しいやり取りを始めて知ることになる。そんな中で、彼に真摯に向き合い、愛を伝えてきた関係者に頭が下がる一方で、やはりどこまでも彼の真意はわからないと言わざるを得ない。 社会復帰を成して後、遺族の想いに反し『絶歌』を出版しHPまで立ち上げて自己表現をしてきた元少年A。彼は今なお社会で何を思い生きているのだろう。そして、私たちはこの事件をどう捉えるべきか。自身の中で、課題提起させられる一冊となった。
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