商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2004/06/25 |
JAN | 9784122043817 |
- 書籍
- 文庫
なんといふ空
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なんといふ空
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商品レビュー
4.4
5件のお客様レビュー
最相さんはエッセイ集のタイトルを山頭火の句からとることにしているのだとか。そのなかでも初のエッセイ集が本書。 静かな身辺雑記が中心。心が敏感だった若い日々のことや友人や恩師との思い出深いやりとりなどしんみりと心が温かくなる話も多い。きっと最相さんはこんな具合に、人生のなかの小さな...
最相さんはエッセイ集のタイトルを山頭火の句からとることにしているのだとか。そのなかでも初のエッセイ集が本書。 静かな身辺雑記が中心。心が敏感だった若い日々のことや友人や恩師との思い出深いやりとりなどしんみりと心が温かくなる話も多い。きっと最相さんはこんな具合に、人生のなかの小さな出来事に目を向けてくれる人なのだと思わせてくれる。特に、2編で話題になっている「大阪君」のエピソードが何とも温かく、そしてせつない。
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長澤雅彦監督の「ココニイルコト」が好きで、なんとなく気持ちが沈んだときに見ては元気づけられてきた。この大好きな映画の原作が「なんといふ空」だと知ったのはだいぶ後になってからだった。 女性の書くエッセイは恋愛の指南書のようなイメージが強いため、あまり手にすることがなかったので、こ...
長澤雅彦監督の「ココニイルコト」が好きで、なんとなく気持ちが沈んだときに見ては元気づけられてきた。この大好きな映画の原作が「なんといふ空」だと知ったのはだいぶ後になってからだった。 女性の書くエッセイは恋愛の指南書のようなイメージが強いため、あまり手にすることがなかったので、このエッセイも原作だけ読めばいいだろうと思っていた。「ココニイルコト」は145分の映画で原作はなんと3ページ。これには驚いたけれど、しっかりと凝縮されているのにはもっと驚いた。映画の好きなシーンが次々と蘇り145分と同じ満足感を得ることができた。 そして著者の文の運びがわたし好みであったせいもあり、気づくとあとがきまで読みすすんでいた。 著者には失礼な言い方になるかもしれないが「作家」という肩書きよりも編集者としての経験が長かったせいか先輩OLの話を聞くような感覚で読んでいた。どの話もどこか潔く、サバサバした感じを受けるのだけど、なにかとても深い部分になにかがあるような感じ…それはちょうどぽっかりと空いた心の隙間のようなもので、それが著者の言うところの「なんといふ空」なのかもしれない。
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最相さんの作品は何作か読んだことがあったので古本屋で見つけて買ってみました。 人に歴史あり、と言うのか…。色々あったんだろうなあと思いながら読んでおりました。が、まあ語ることの一つも無い人生なんてこの世に存在しないのかもしれないですね。 余談ですがなんという空、を英語に訳した...
最相さんの作品は何作か読んだことがあったので古本屋で見つけて買ってみました。 人に歴史あり、と言うのか…。色々あったんだろうなあと思いながら読んでおりました。が、まあ語ることの一つも無い人生なんてこの世に存在しないのかもしれないですね。 余談ですがなんという空、を英語に訳したら…と言う件で結局英訳はしないことに決めたらしいのですが What a sky でどうでしょうね。(どうでしょうねってここで言ってもどうなの?って感じですが)別に形容詞は入れる必要ないと思うのですが。
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