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純正律は世界を救う 身体によい音楽・悪い音楽 マイ・ブック
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文化創作出版/ |
発売年月日 | 2002/01/10 |
JAN | 9784893871992 |
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純正律は世界を救う
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純正律は世界を救う
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
平均律はドミソがはもらなくて気持ちが悪く、純正律ははもってとても気持ちがいい、精神衛生にもいいということなのだ。その素晴らしさを盛んに訴えている。音階の理屈の辺りはとても難しい。弦を張って、それを2分の一、3分の2と分けて押さえて鳴らすときれいに共鳴していき、それによって音階を決...
平均律はドミソがはもらなくて気持ちが悪く、純正律ははもってとても気持ちがいい、精神衛生にもいいということなのだ。その素晴らしさを盛んに訴えている。音階の理屈の辺りはとても難しい。弦を張って、それを2分の一、3分の2と分けて押さえて鳴らすときれいに共鳴していき、それによって音階を決めていくのが純正律なんだろうが、本当はオクターブ内のどの音も純正律にしようとしたら、最低限53の鍵盤が必要だという。それを12に均等に分割したのが平均律だ。ここにピタゴラス音律とかモーツァルトが愛したミーントーン調律、ベートーヴェンが使うようになったキルンベルガー調律が絡んできて、ああ難しい。前期ロマン派ぐらいまでの音楽は調性が割とはっきりしていて、複雑で激しい転調はなかったのでミーントーン調律でよかったが、ワーグナーが転調を多用し、ワグネリアンであったドビュッシーが複雑な和声進行をピアノで充分に表現するために、機能的転調が簡単にできる平均律を美化するためのホールトーンスケールを創造したという。ジャズのことにも触れていて、純正律だったビックバンドに飽き足らなくなって、音程の束縛から離れようとしたのがモダンジャズだという。それに対して、ビル・エバンスやオスカー・ピーターソン、MJQは平均律で演奏しているという。フュージュンは純正律に戻ってこようとしているとも。 うーん、CDでピアノの演奏を聴くとなんか濁りを感じてしまうのはそのせい?気のせい?自信はないが。
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※このレビューにはネタバレを含みます
バッハが導入したといわれる平均律は1オクターブを12等分しているため、ドミソが正確にハーモニーせずに、うなりを生じるという。つまりドミソを正確に刻んだ純正律が見事にハーモニーしたときに鳥肌が立つ感動があると!!私自身も昔、合唱等で、はもった瞬間の感動は忘れられないものがあります。特にアカペラの素晴らしさは得もいえません。バイオリニストである著者は日本国中にいかに雑音が溢れているかを主張しています。JRの駅メロが自殺者を増やしているという主張も全く同感です。「音の落書き」の悲惨さから生まれる喧騒は日本の若者の犯罪率にも影響しているというのも確かにありうる事です。絶叫調の目黒駅出発時は最悪です。
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