商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎/ |
発売年月日 | 2003/01/10 |
JAN | 9784344002814 |
- 書籍
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星宿海への道
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星宿海への道
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商品レビュー
3.5
10件のお客様レビュー
NHK BS 「伝説の地 星宿海」 黄河の源流域の湖沼郡、星宿海を辿る映像を観た。 茫漠とした静寂、圧倒的な美しさは、孤独感と哀しみとなって迫ってきた。 『星宿海への道』は、その星宿海に憧れた男の話だと手に取った。 読んでいる間も、星宿海の映像を観た時の孤独感がまとわりつき、雅人...
NHK BS 「伝説の地 星宿海」 黄河の源流域の湖沼郡、星宿海を辿る映像を観た。 茫漠とした静寂、圧倒的な美しさは、孤独感と哀しみとなって迫ってきた。 『星宿海への道』は、その星宿海に憧れた男の話だと手に取った。 読んでいる間も、星宿海の映像を観た時の孤独感がまとわりつき、雅人の人生の孤独感と哀しみとシンクロして、不思議な読書体験だった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
NHK特番で星宿海について放送していたのをきっかけに読むことにした。 気になった点は、以下。 ■前置きも何も無く、事実を最初に書くこと まず事実を書いた後、事実となる理由を書いていく文章スタイルが多かった気がする。 これが作者の文章の特徴かもしれないが、読んでいて急にがらりと話題が変わってしまい、私は混乱しかけることが多かった。 ■雅人の生死 私はウィグルで生きていると思う。ウィグルで出会った雅人に似ている子どもの父親になっているのではないかと思う。 ■星宿海 星宿海についての書き込みが浅いような気がした。(もちろん私の読み込みが浅いのもあるが。) 雅人の星宿海への思い入れは良く伝わってきたが、なにもチベットの湖にしなくても良いのではと感じた。 作者の思い入れがあるのでしょうか。
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幼き日の陰を持った兄と弟。そして兄が50歳を超えて少年時代から憧れ続けてきた中国の黄河の源・星宿海ではなく、カシュガルで失踪。幼き日をたどり、そして兄の実母の出身地である瀬戸内海を訪ねる。兄の小さい女の子を産んだ母娘、そしてこれも幼き日から出会いのあるお好み焼き屋の女主人などが織り成す叙情的な小説でした。自らの年と同年代になるだけに、昭和30年代の貧しい日本、物乞いをする母と子などが今では美しくさえ感じます。
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