商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2001/03/01 |
JAN | 9784101190143 |
- 書籍
- 文庫
兵士を見よ
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兵士を見よ
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
杉山隆男の自衛隊ルポである「兵士」シリーズのうち、空自を取材した作品。 救難ヘリがバートルだったり、アグレッサーが新田原にいたり、いろいろ時代を感じるところもあるが、空を守る仕事をしている人たちの中身は変わらないんだろうな、と思いながら読んだ。
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千歳基地におけるF-15戦闘機への体験搭乗記を軸に、F-15、F-4、F-2各戦闘機のパイロット、救難隊のメディック、整備隊、消防隊、レーダーサイトでの監視など、航空自衛隊の幅広い仕事に当たる隊員の人間模様を丁寧なインタビューから再構成したもの。 社会のどこでも、実力と運で浮沈が...
千歳基地におけるF-15戦闘機への体験搭乗記を軸に、F-15、F-4、F-2各戦闘機のパイロット、救難隊のメディック、整備隊、消防隊、レーダーサイトでの監視など、航空自衛隊の幅広い仕事に当たる隊員の人間模様を丁寧なインタビューから再構成したもの。 社会のどこでも、実力と運で浮沈があるのは皆同じと言えないこともない。しかし、凡人には望んでも体験できない空の上、空中で8Gや9Gという旋回時の重力に耐え、持てる知力、体力を駆使して戦技向上の訓練と突発的なスクランブルに明け暮れる戦闘機操縦者の生き様は、まさに人生を賭けるもの。男の生き様としてはまさに侍。彼らの恋人や妻の気持ちは穏やかではないだろう。他機種へ転換した操縦者、空にあごがれメディックや通信士として救難機や輸送機に乗り組む隊員、航空機を愛機として愛でる整備士の気持ちが、よくわかる。 幸いに紛争のなかった日本に暮らしながら、目立たぬ努力を続ける彼らに敬意を払いたい。
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杉山隆の自衛隊ルポシリーズ・航空自衛隊編。 航空自衛隊のパイロットにとって、F-15のパイロットになることは憧れのようですが、実際になれるのは一握りの人間のみであり、そこに至るまでの訓練は大変過酷なものだそうです。その日々の厳しい訓練の内容、危険との隣り合わせの世界をルポしたのが...
杉山隆の自衛隊ルポシリーズ・航空自衛隊編。 航空自衛隊のパイロットにとって、F-15のパイロットになることは憧れのようですが、実際になれるのは一握りの人間のみであり、そこに至るまでの訓練は大変過酷なものだそうです。その日々の厳しい訓練の内容、危険との隣り合わせの世界をルポしたのがこの本です。著者のF-15体験に始まり、戦闘機の激しいGの世界、悲しい出来事、パイロットの日常生活や家族、米軍との関係や自衛隊のあり方まで著者の考察も含めて、自衛隊パイロットの世界を紹介しています。 F-15の迫力ある写真を撮るために、航空自衛隊の航空祭に出掛けることがありますが、この本を読むと、年に数回のお祭りで見せるパイロットの姿と、自衛隊本来の日常業務の厳しい世界とのギャップを感じます。有事に備えて日々訓練に励むことは彼らの任務となっていますが、その訓練の成果を発揮する機会はできれば来てほしくないものです。おそらく彼らもそう思っているでしょう。
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