商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2001/12/17 |
JAN | 9784104369027 |
- 書籍
- 書籍
東電OL症候群
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
東電OL症候群
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東電OL殺人事件の続編ともいうべき本は、前著への女性の反響の大きさから、同時代の女性に与えた衝撃と共感性。そして男性がなぜこの事件に「発情」したのかに迫っていきます。彼女がこれほどのエリートでなければ騒がれただろうか。外国のジャーナリストも大きな関心を持ち、著者との相互インタビューも。渡邊泰子さんが自分に誇りを持っていた故に実名を書いたという著者の意図は分かりますが、やはり遺された家族にとってはあまりにも残酷な仕打ちだと思います。読む人は興味本位の人もいるに違いないからです。そして後半は無実を訴えるゴビンダ被告と母国ネパールの国王一家の皇太子による惨殺事件などから日本のアジアへの差別意識をえぐります。またゴビンダの逆転有罪に繋がる勾留決定に関与した村木という東京高裁判事自身の少女買春事件への堕落、裁判、弾劾というもう一つの事件と絡み合わせ、この村木・渡邊という同年の2人のエリートの心の闇を探っていく著者の筆は極めて鋭いです。また村木・ゴビンダの妻・子供の悲劇という別の被害者があったことはますます深い闇に包まれた心境です。
Posted by
過去に起きた東電OL殺人事件の検察側の不可解な所やネパール人を強引に犯人に仕立てようとする警察側の許せない事件 何度も細かく同じことを説明してるので、いい加減ウンザリしてきた...
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作とまとめて。前作では一審の無罪判決で終わって、良かったーと思ったけど、今回、まさかの再拘留、二審無期懲役。こんな外国人差別からくる冤罪事件になっているとは思わなかった。この本では最高裁の結果は出てなかったけど、調べたら結局上告は棄却されている。OLの不可解さだけでなく、冤罪ものでもあったとは。冤罪関係を読んでいるのに、これは出てきてなかったな。裁判官の高木は冤罪事件に多数かかわっている、というのもほんとに怖い。裁判官によってこんなにも人生が変えられるなんて、たまったもんじゃない。それで陪審員制が導入されたのかもだけど。高木の関わった足利事件は結局冤罪と確定してるし。なぜ日本はこれを報道しないのか。朝日新聞はダメだ、との記載があって、やっぱりと思う。こういう系では朝日新聞はほんと評判が悪いよな。ほんとに謎だらけだ。
Posted by