商品詳細
内容紹介 | 内容:銀河電灯譜.夏日和 |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1994/11/25 |
JAN | 9784309009445 |
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銀河電燈譜
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銀河電燈譜
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
やはり私は”陰”の長野まゆみワールドが好きだ…。 いや、どれも暗ぼったいだろと思われるかもしれんが、人間の心の隠していた部分とか、密かに抱き続けていた思いというか…そういうものが前面に出ている感じ…。 長野作品って薄暗くても、性も欲も開けっ広げ。 耽美さは控えめに、しかして近親相...
やはり私は”陰”の長野まゆみワールドが好きだ…。 いや、どれも暗ぼったいだろと思われるかもしれんが、人間の心の隠していた部分とか、密かに抱き続けていた思いというか…そういうものが前面に出ている感じ…。 長野作品って薄暗くても、性も欲も開けっ広げ。 耽美さは控えめに、しかして近親相姦に少年愛、生者と死者っていう長野まゆみモティーフはいつものことなんだけども、宮沢賢治とトシを土台に据えるならどうしたって逃れらないテーマだしなあ…ていうか長野まゆみはマジでこのテーマ込みで宮沢賢治好きなんだろうなあ…。 「八月六日上々天氣」が個人的にはずっと長野まゆみベストなんですけど、これはそれに匹敵するくらい各登場人物の”陰”の愛情が真っ直ぐに突き刺さった…。 激ヤバ愛憎は通常運転だけど、表現が真に迫ってきていたと思う…。 泣くことも許されないような情愛を書く説得力が、”陰”の長野まゆみにはある。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「銀河の通信所」途中で挫折してしまい…泣 長らく積ん読になってたこちらを読みましたが。 こういうのでいいんだよ… いつものややこしい人間関係、嘘とほんとうとが混ざり合ったり記憶が曖昧だったり… こういうのがいいんだよ… こまかいことは気にせず文体を楽しむのがいいのかな、と思う。 ただ、語り手が賢治である意味がいまいち分からない。銀河鉄道とか苹果とかのモチーフをつかいたかったのかなあ、というくらい。
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宮沢賢治が辿った銀河鉄道の旅と、上京先で巡り合った人々を描いたファンタジー。 本当の宮沢賢治が東京で如何様な出会いをしたのか定かではないが、彼の視線から人々の数奇な生き様を見ることは、なかなか愉快であった。
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