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花弁を光に透かして
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花弁を光に透かして

高樹のぶ子(著者)

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花弁を光に透かして

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/
発売年月日 1995/02/01
JAN 9784022568328

花弁を光に透かして

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商品レビュー

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2020/10/13

 私が大学生だった頃、新聞で高樹のぶ子さんのコラムが連載されたことがありました。  理系というか自然科学系の話題を文系の立場から考察されていて面白かった。  面白いので毎回切り抜いて保存していた。  その連載がまとまって単行本になった時、購入したものです。  整理の過程でその単行...

 私が大学生だった頃、新聞で高樹のぶ子さんのコラムが連載されたことがありました。  理系というか自然科学系の話題を文系の立場から考察されていて面白かった。  面白いので毎回切り抜いて保存していた。  その連載がまとまって単行本になった時、購入したものです。  整理の過程でその単行本が出てきたので懐かしくなって読んでみました。  高樹さんが色々な媒体に書いたエッセイをまとめた本です。  私が切り抜いていたコラムは冒頭4分の1程度の分量です。  理数系の話題をテーマにすることにしていたのか、内容が難解で凝縮されていて少々読むのに時間がかかります。  他の章のエッセイはもっとくだけた感じで読みやすい。 「空とぶ魚」は、ヘリウムガスを充てんして浮かぶビニール魚を購入したエピソード。  体温や微妙な空気の動きによって部屋の中を生きているように動く魚で、ある時窓から外に逃げ出したそうです。  そんなものがあったのですか。今まで知らなかった。  ネットで検索してそれらしいものを購入してみたのですが……。   机の上に浮かぶ魚    https://sfklubo.net/baloon/    高樹さんの生まれ故郷の川の源流を求めて山の中のトンネルを抜けると……という話や、妹が生まれる前に見ていた池の描写も興味深い。  高樹さんは子供の頃から気が強かったようで、家族に反抗したことも色々と書かれています。  高樹さんは美貌の面でも有名です。  私が大学時代に愛読していた雑誌「噂の真相」で、ある作家に強引に迫られたのでしばいたらカツラが飛んだ、という噂話が報じられていました。なるほど本書を読むと、そんなことをしかねない方だと思われます。  池間島に橋がかかる前に民宿の娘さんの運転する車で島を見学したり、大神島を見学したりする話も。  この周辺の状況は現在は当時からどれだけ変わっているのでしょうか。  他、ダイビングのライセンスを取ったり色々な国を旅したり、それくらい好奇心が豊かで経験が豊富だから作家として活躍し続けていられるのでしょうね。   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/10/12/195236

Posted by ブクログ