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ジキル博士とハイド氏 フォア文庫C101
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩崎書店 |
発売年月日 | 1991/05/22 |
JAN | 9784265010776 |
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ジキル博士とハイド氏
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ジキル博士とハイド氏
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商品レビュー
4.6
5件のお客様レビュー
優しいジキル博士と鬼…
優しいジキル博士と鬼畜なハイド氏が実は同一人物。この衝撃な内容ですが善悪を対比させているのがいいですね
文庫OFF
悪と善の完全な分離は不可能なのか。ジキル博士は普通の人間よろしく善悪の両面を兼ね備えていた。ただ、その両端への振れ幅が人より激しかったこと、そして善の面が悪を凌駕、抑制していたため、悪の発奮欲が常人より強かったことは特筆すべき点だろう。しかしこれは特異なことでも何でもなく、至って...
悪と善の完全な分離は不可能なのか。ジキル博士は普通の人間よろしく善悪の両面を兼ね備えていた。ただ、その両端への振れ幅が人より激しかったこと、そして善の面が悪を凌駕、抑制していたため、悪の発奮欲が常人より強かったことは特筆すべき点だろう。しかしこれは特異なことでも何でもなく、至って平々凡々な一般人の葛藤となんら相違ない。ジキル博士の特異な点は、それを分離できる術と知識を備えていたことであろう。そうして悪への憧憬もあいまって、ハイドへと変身したジキル博士だが、完全で純粋な悪であるハイドにも、ジキル博士、つまり善悪半々の人格へ戻ろうとするだけの分別があった。これは、完全なる悪が考えることとしては違和感がある。ハイド氏の身長が表すように、少しずつ増幅しつつあった悪の部分だが、最後の最後までそれに徹しきることができなかったという点で、この作品は正義の多面性をも描写しているように感じた。完全なる悪も、善も、この世には存在しないということ。ジキルとハイドの自殺という形での消滅がそれを暗示している。
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読みやすく訳してあるので、小学生でも読めるが、内容は重い。人物の紳士的側面と、その裏に隠れる悪性が非常に面白い。愛読書。
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