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南京路に花吹雪(文庫版)(3) 白泉社文庫
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南京路に花吹雪(文庫版)(3) 白泉社文庫

森川久美(著者)

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南京路に花吹雪(文庫版)(3) 白泉社文庫

618

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白泉社
発売年月日 1996/09/13
JAN 9784592882237

南京路に花吹雪(文庫版)(3)

¥618

商品レビュー

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2017/03/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

完結。 ラストに外伝2つ。 他の方の感想で外伝によって、黄が異性愛者だと判明…とあったが、 そういえば女性に冷たいシーンはいくつかあれど、同性愛者、とかいう印象を特に持たなかったなぁ、と。 特に着目すること無く読む=恋愛が全く出てこない、言われないと少女漫画だったという事を忘れて読む作品。 ラスト、生き残った者もいるが、これからがもっと荒れる世界大戦の始まりなのだよなぁ、と。 敵側も味方側も裏切る側もそれぞれ己の信念をもって生きていて、誰が悪者、と白黒つけられないのがまた辛い。 『プラネテス』で月で生まれた少女が、国境線なんて見えない、どうして地球人同士で争うのか不思議に感じるシーンがあったのを思い出す。 歴史好き、といっても戦国時代とかヨーロッパに目を向けがちだけれど、中国などアジアについても調べてみたい。

Posted by ブクログ

2013/07/11

《②巻感想の続き》 日中戦争回避に奔走する陸軍大佐の直轄組織「54号」= 本郷と黄たちの戦い。 日本人の父と中国人の母の間に生まれ、 日本人からは中国人と呼ばれ、 中国人からは日本人扱いされる黄の、揺らぎ続けたアイデンティティは、 結局、金と武力で中国を食い荒らす者どもを憎む中...

《②巻感想の続き》 日中戦争回避に奔走する陸軍大佐の直轄組織「54号」= 本郷と黄たちの戦い。 日本人の父と中国人の母の間に生まれ、 日本人からは中国人と呼ばれ、 中国人からは日本人扱いされる黄の、揺らぎ続けたアイデンティティは、 結局、金と武力で中国を食い荒らす者どもを憎む中で、 中国側にシフトし、抗日グループに内通。 それは取りも直さず苦楽を共にしてきた本郷らに対する裏切りであった。 ――ネタバレ防止のためオチには触れませんが、 国家対国家がその後どうなったかは、歴史が物語っています。 ともかく、少女マンガ誌で連載された作品だというのに、 恋愛成分の極端な少なさに、改めて驚かされました。 ずっと「女嫌い」扱いされていた黄が、番外編で、実はそうでもなかった、 少なくともヘテロセクシャルだったことが明かされて、 仄かな色恋エピソードにホッと息をつきましたが(笑) 本編のストーリーがあまりにシビアだったので、これはひょっとして 作者が黄&読者にもたらした「お詫びの品」的な意味もあったのか…… なんて考えてしまったのでした。 何はともあれ、友情と恋愛に国境は存在しないのだ――と思いたい。

Posted by ブクログ

2013/02/28

森川久美の代表作。昭和初期の魔都・上海を舞台にした歴史ロマン・サスペンス。耽美で切なくて、あやしくて最高に面白い。日中ハーフの美少年・黄(ワン)くんと本郷さんのあやうい関係にずいぶんときめいたものでした。

Posted by ブクログ

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