月夜烏草紙(6) 花とゆめC

及川七生(著者)

• 販売会社／発売会社: 白泉社
• 発売年月日: 2006/06/05
• JAN: 9784592176602

商品レビュー

2019/07/12

１～６巻感想。１～２話読み切り完結のあやかしモノというよりも、ヒロインの千鶴の成長や心情変化が見どころ、そして、ラストはその一生ということでしめくり、読み終わってみると、けっこう壮大な感じ。全体的に前向きなんだけど、はかなさとほの暗さもあるのがよかった。６巻になって、絵が変わった、字も変わったような気が…　作者の方は、その後、執筆活動してないのかな？

2011/08/20

終わり方がとても綺麗で大好きです。
ラストまで読んで、お気に入りの作品になりました。

妖怪が登場したり、ファンタジーな側面があるのに対して、主人公や登場人物たちの考えや行動は現実的で、時代背景なんかもちゃんと生きているのがとても良かった点です。

そして、主人公の強い生き方と、最後までご都合主義にならず、切なさと、なんとも言えない余韻が残る結末の描き方に、とても満足しました。

こういう話大好物です。