天-天和通りの快男児-(17) 近代麻雀C

福本伸行(著者)

• 販売会社／発売会社: 竹書房
• 発売年月日: 2001/06/27
• JAN: 9784812455319

商品レビュー

2007/10/08

動物といっしょや・・ヤツは能力が尽きたら死にたいのよ・・。虎や熊や鷲、なんでもいいんやが・・動物はみな、おのれの突出した能力によってその生命を支えとるやないか・・例えば・・猛禽類の王、鷲。鷲は天空を舞う翼と、獲物を八つ裂きにする爪、くちばし・・それらによって命を支えている。つまり・・能力、才能がすなわち「生」。野生動物は、だからこそ、ただ・・生きているだけで・・美しい。在り方がシンプルで・・無駄な欲がないから美しい・・。いうなら・・機能美ってヤツやろ。

「1」どころか、「3」はあるだろうよ・・。3%は生きたい。未練がねえわけじゃねえさ。仕方のない・・「3」なんだ・・。生きたいという気持ちは完全には消せない・・「3」くらいは混ざる。混ざらざるを得ない・・。まるっきりスッキリってわけにはいかねえ。どう頑張っても・・混ざるものは混ざる。なら・・これはもう・・甘んじて受けるしかない・・そうは楽に死ねないと・・諦めるしかない・・これが死の味と・・観念するしかない。

2006/08/08

麻雀が分からなくてもこれならまだそこまで苦痛じゃないはず。赤木しげるが好きなら断然「天」がオススメです。勝負師たちが惚れこんだ赤木の一生は、主役の天を食ってしまったほどただひたすら格好良いものでありました。