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これらすべて不確かなもの ウィングスC
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これらすべて不確かなもの ウィングスC

あとり硅子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新書館
発売年月日 1998/08/01
JAN 9784403615146

これらすべて不確かなもの

¥555

商品レビュー

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2009/04/17

あとり硅子さんの訃報を知ってコミックスを全部集めた。 その中のひとつ。 これは家族愛について描かれてる。 世間離れした父が3人の息子を愛してないと言ったことから、3人の息子達は父との距離を感じるんだけど、 それは生前、母が父を愛するあまり、「私以外愛しちゃだめよ」と約束したため、...

あとり硅子さんの訃報を知ってコミックスを全部集めた。 その中のひとつ。 これは家族愛について描かれてる。 世間離れした父が3人の息子を愛してないと言ったことから、3人の息子達は父との距離を感じるんだけど、 それは生前、母が父を愛するあまり、「私以外愛しちゃだめよ」と約束したため、 息子達を「愛さなかった」という話。 「おまえたちのこときらいじゃないよ」の一言で真実が分かる。

Posted by ブクログ

2004/10/10

夭折の漫画家あとり硅子さんの短編集。本書のタイトルにもなっている「これらすべて不確かなもの」は感情表現があまり豊かでなく、子供の事も自分のこともほとんど構う事のない父親と、子供達の奇妙な関係を描いたもの。奇妙な関係の全ての元凶は母親(つまり子供達の母)が父親に対して「愛だって、分...

夭折の漫画家あとり硅子さんの短編集。本書のタイトルにもなっている「これらすべて不確かなもの」は感情表現があまり豊かでなく、子供の事も自分のこともほとんど構う事のない父親と、子供達の奇妙な関係を描いたもの。奇妙な関係の全ての元凶は母親(つまり子供達の母)が父親に対して「愛だって、分ければ減るの。だからずっと私のこと『だけ』を愛して」と言った事から。この論理をのたまう彼女が素敵。そしてそれを(ちょっと曲がった形で)守り続けてる父親がけなげです。

Posted by ブクログ

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