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日本発狂(文庫版) 秋田文庫
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日本発狂(文庫版) 秋田文庫

手塚治虫(著者)

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日本発狂(文庫版) 秋田文庫

513

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 秋田書店
発売年月日 1996/03/01
JAN 9784253171861

日本発狂(文庫版)

¥513

商品レビュー

3.3

12件のお客様レビュー

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2024/03/26

中途半端にオカルトな出だしから、実は手塚治虫もとうとう発狂したかと思った。 しかもこれが高1コースなんて雑誌で当時の特定世代(74年に15歳なら1959年生まれくらい?)に向けて書かれたって言うんだからふざけているのかと。 かなり微妙な気分でほぼ義務的に読み続けてやっと日本発狂す...

中途半端にオカルトな出だしから、実は手塚治虫もとうとう発狂したかと思った。 しかもこれが高1コースなんて雑誌で当時の特定世代(74年に15歳なら1959年生まれくらい?)に向けて書かれたって言うんだからふざけているのかと。 かなり微妙な気分でほぼ義務的に読み続けてやっと日本発狂すというタイトルの話に辿り着いて、ここでやっとタイトルの意味とやりたかったことがわかった。 わかってみればなんてことはない話ではあるのだが、それにしても延々無駄な遠回りをしたもので。 序盤のくどいくらいのいい加減な展開ももうどうでもよくなった。なんだったんだあれはという感じ。 最初の時点で本を閉じられなければ、なんとかなるというところかな。 まあ実験作の域はでないと思う。

Posted by ブクログ

2024/01/20

「君の名は」型の物語の源流になるんだろうなと思います「日本発狂」。 魂というか、肉体のない状態で繋がり睦み合い一つになってゆく二人の交歓が純粋であると同時に、エロスを感じさせます。 手塚治虫って、ピュアさもエロさも平等に扱っているのが上手いと思う。どちらに注目もできるし、片方だ...

「君の名は」型の物語の源流になるんだろうなと思います「日本発狂」。 魂というか、肉体のない状態で繋がり睦み合い一つになってゆく二人の交歓が純粋であると同時に、エロスを感じさせます。 手塚治虫って、ピュアさもエロさも平等に扱っているのが上手いと思う。どちらに注目もできるし、片方だけ気づくこともあるし、読み取り方は読者次第であるけども、見せたいこと描きたいことは書いておくよ、という風に思います。 これまで自分が存在して疑う事のなかった世界が一変してしまう、というパニックものだけど、イッチとくるみの存在があるから落ち着いて眺めることができる。だからこそ、二人が幸せな結末を迎えてほしいな、と思います。

Posted by ブクログ

2017/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネタバレ 初出1974~76年。現世でも来世でも、人間的知性の存在する領域では争乱が絶えず、権力への反抗者を強制収容する場も等しく存在。こんな世界観の中、来世と現世を行き来する少女に少年は恋する。その少年が来世の実情を知り、さらには…。人間的知性ある幽霊が支配する世界も争乱続きの中、現世・来世など出自を異にするグループの邂逅で、相互の争いはエスカレート。その結果が、現世に出現した幽霊を鬼界島に隔離収容するというアイロニー。このように人間存在自体を風刺するが、集団で幽霊が現世にのべつまくなしに現れる件が実にシュール。

Posted by ブクログ

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