商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 秋田書店 |
発売年月日 | 2001/12/01 |
JAN | 9784253177153 |
- コミック
- 秋田書店
夢の夢(文庫版)(1)
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夢の夢(文庫版)(1)
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子供の頃から、少女漫画は私に文学以上の衝撃を与えてくれた。 昨今でこそそういう出会いは少ないけれど、これから先にもそんな作品との出会いはありうると思っている。 萩尾望都さんなどきら星のような天才が出現し、70年代~(60年代~?)の少女漫画は評者によって一定の評価をはくしている...
子供の頃から、少女漫画は私に文学以上の衝撃を与えてくれた。 昨今でこそそういう出会いは少ないけれど、これから先にもそんな作品との出会いはありうると思っている。 萩尾望都さんなどきら星のような天才が出現し、70年代~(60年代~?)の少女漫画は評者によって一定の評価をはくしているのだろう。けれど私にはその時代以降も素晴らしい作品が生まれ、それらはずっと正当に評価される日を待ちながら、朽ちて行っているように思う。 ところで私には、大学時代文学や科学について議論しあった男性の友人がいた。 禅問答もどきの話を何時間でも続けられるとても気の合う貴重な友人だったが、その彼さえ少女漫画を勧めると「少女漫画はちょっと・・・」と濁されたものだ。 少女漫画というカテゴリーが悪いのだろうか? そのカテゴリーに放り込まれることは、優れた作品にとって大きな損失なのだろうか?例えば「ファンタジー」や「ライトノベル」枠に放り込まれるように? 私はただ、次世代に伝えたいほど素晴らしい、価値があると思えるものすべて、私(含め一部の人)の胸の中だけにとどまり、ある世代の死によって消え去ってしまうのは悲しい。
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